マルセルの独り言

um......
最近のマル　どうも情報不足に陥っております。
まぁ仕方ないと言えば仕方ないのであるが…

こんな情報不足の状況の中、８月に入手した情報。
Billecart-Salmon というメゾンについてである。
　　　　　　　
　　
シャンパーニュのアイにある。
正直マルはこのメゾンを知らなかった。
とは言え日本でもまだあまり知られていない、
若しくは９月に出たワイナートに載ってから知り始めた、
というようなまだ日本ではマイナーなメゾンではあるのかな。

しかしこれだけ歴史のあるメゾンであればマルは知っておくべきだった。
勉強不足だった。　情報不足は言い訳か･･･
いやひょっとして覚えがないだけで今までに出会っていたのかも。
ラベルもつい最近変わったらしいし。
しかし…
なぜミーハーな日本にこれだけのメゾンの品があまり入ってきてなかったんだろう…

２００年ほどの歴史を持つ家族経営のＮＭメゾンである。
常に前進向上を意識しており、貴族に愛され、今や三つ星レストランなど
多くの一流レストランで取り扱いがあるようだ。



さて、このビルカール･サルモン。
通常のブリュット・レゼルブとロゼをサンプルで貰っていたので
デギュスタシオンを兼ねて　昨夜いただいた。

ブリュット・レゼルブはシェフと一緒に随分前にデギュ済みである。
アタックからしっかりと引き締まった味わいを感じたが
酸にいやらしさもなく爽やかな風味が広がった。

そしてロゼは昨夜自宅でいただいた。
繊細ながらも広がりのある味わい。若干のタンニンを心地よく感じた。
ミネラルも十分に感じた。強いて言うならば酸に欠ける。
久々のシャンパーニュである。

oeufs de saumon いくら
oursin　雲丹
saint-jacques　帆立
これらをアテに。
が、その重厚感からしてやはり食事の後の方がいいのだろう。
本来ロゼとはそういうものだろう。ブランですら正餐では食後に供される。



ここのところサンプルのワイン記事ばかりだが、
いつもいつもサンプルが貰えるわけではない。
サンプルはこちらから交渉して貰う場合と
あちらがかってに持ってくる場合とある。
今回は新規オープンのための商品戦略検討にあたってのサンプルである。
マルが交渉して出してもらったのでそれなりの検討をしないといけない。
自宅で飲むにしろ、そのデギュは当たり前だけど気を抜けない。
サンプルをもらった以上その商品を検討しないといけないのである。
間違ってものんきにタダ酒飲んでるわけではない。
確かにこの記事のような品は、
マズイわけはなくサンプルでもらうにはオイシすぎるモノではあるね。
定価で１０，０００円也
この価格帯になると普通はサンプルでは出してくれない。