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カテゴリ:非日常の楽しみ
4回目の大池高原キャンプ場は、その名前となっている「大池」で見つけたトンボの羽化の話題です。 「大池」とは、キャンプ場から少し上がったところにある池で、周囲に遊歩道が作ってあり、静かな雰囲気のある場所です。 ここには伝説があって、昔、冠婚葬祭などで人が集まるときに、前夜必要な人数の膳椀を貸してくださいと頼むと翌朝池のほとりに人数分の膳椀がそろっており、使わせてもらっていたそうですが、あるとき、あやまって借りたひとつを壊してしまい、返せずにそのままにしておいたらその後、いくら頼んでも貸してもらえなくなったそうです。 現代でも立派に通用する戒めのようですね。 入口と池はこんな風情です。 その池の遊歩道の手すりとなっているところに無数のヤゴの抜け殻を見つけました。 セミの抜け殻は以前職場近くの公園でよく見かけましたので、特に珍しくはないのですが、 ヤゴ(トンボの幼虫)はいままで見たことがなく、しかも、羽化真っ最中の1匹に出会いました。 トンボの羽化には時間がかかるそうで、見つけた羽化中のヤゴ君は、トンボの体半分が抜け出た状態で、そのまま静止しているようでした。 そのため、羽化中に力つきてしまったのかと、触ってみると、動いたので、まだ羽化の途中だったようです。 トンボは飛んでいる姿しか見たことがないので、このように生まれ変わる寸前の状態を 見ることができたのは初めてで、幸運な日でした。 池の周りを一周すると、たくさんのヤゴの抜け殻が見られました。 不思議なもので、ダブル・トリプル、つまり、抜け殻が2重、3重に折り重なっている状態が よくありました。 集団羽化?いや、羽が邪魔になるからもしかすると、抜け殻がある場所は 羽化に適しているとの判断でヤゴの生存本能が同じ場所を選ばせるのかもしれませんね。 勝手な推測ですが。 池に流れ込む沢の音とウグイスの鳴き声をBGMに、生命の不思議を見ることができた、心が洗われるようなひとときでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.20 10:24:06
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