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カテゴリ:雑感(世界の話題から)
福島第一原発と中電浜岡原発の停止により、この夏は電力不足が大きな問題となりますが、 おとなりの中国も電力不足は深刻な問題なようです。 新華網によると、「多くの省で発電用石炭の備蓄不足や電力需給バランスの問題が顕在化しており、 中国電力企業連合会は17日、現在の電力不足は2004年以来最悪だとしている。 インフレや国際エネルギー資源価格の高騰も加わり、電力不足の解消が難しくなっている。 中国の電力不足は海外メディアも報じるところとなっており、 日本メディアも中国の電力不足は日本の数倍の規模に上り、 歴史的な電力問題に中国政府は対応に苦慮している」と伝えています。 中国での電力不足の要因は、石炭価格の上昇、エネルギー消費の増大や経済活動の過熱、 石炭に過度に依存したエネルギー構造、そして干ばつによる水不足で水力発電所の稼働が不十分になっていること、 などだそうです。特に、干ばつが解消されなければ、夏の電力不足は4000万キロワットに以上になる恐れもあると言われています。 確かに、広東省など沿岸部では数年前自分が取引していた複数のメーカーで、工場への送電がたびたびストップし、 納期が遅れるという事態が起きていました。 今に始まったことではないようですが、 GDPも上昇し、工場の数は増え続けているでしょうし、生活レベルが上がり、家電品の普及もあって電気の供給が追い付かない現実があるのかもしれません。 こうなると中国は、今以上に太陽光発電を政府が強力に推し進めるかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.21 10:19:50
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