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お江戸の暮らしはエコ(江戸)な暮らし

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幸せの基本 2

幸せの基本 ~は行幸せ活用~

 やさしいホワホワっとした雰囲気を持つ「は行」の五文字「はひふへほ」。これを日々の暮らしに取り入れると、生活の基本が見えてきます。

 まず「は」は、刃物。
包丁とまな板を持っていますか? ハサミはどうですか?

 食事の準備に服や雑貨を手作り、伸びた前髪を切ったり眉毛のお手入れ、などなど欠かせないはずの刃物たち。とは言え、なくても何とかなってしまいます。どこか頼りなく危険な感じ。便利と危険が表裏一体の刃物ですが、それを知らずにいることは逆に怖いことです。たまには痛い思いをしても使いましょう。

 次の「ひ」は、火。
調理に、照明に、暖房に、癒しに、火を獲得して人類は進化しました。

 これも日常生活には欠かせないものであり、また一方で大変危険なものでもあります。裸火を危険視して遠ざけてきた都会の暮らしの中で、ヒーリングに使うキャンドルやお香の火が原因の火災が増えています。火の用心という昔から変わらない言葉と共に、上手に使って豊かな生活を演出しましょう。

 三番目の「ふ」は、風呂敷。
一枚の布を使いこなす文化は洋の東西を問わずどこにでもあります。

 これも人類共通の便利グッズです。風呂敷に限らずスカーフやバンダナ、ハンカチあるいは手ぬぐいなど、どんなものでも現代の生活で幅広く応用ができます。体に巻きつけてジャケットのインナーにしたり、帽子にしたり、結び目を作っていろんな形のバッグに変身させたり。いつも持ち歩いていると便利です。

 四番目の「へ」は、平衡感覚。
細い線に沿って歩けますか? 体は左右対称になっていますか?

 心のバランス、体のバランス、日々平衡感覚を失いそうな場面に遭遇したとき早く元へ戻す方法を持っているといいようです。それぞれ合った方法を工夫しましょう。体の歪みも心身に悪影響を及ぼします。ショルダーバッグを右左の肩交互に持ち変えたり、毎日の何気ない小さなことにも気を配りましょう。

 そして最後の「ほ」は、本です。
言葉、そして文字を獲得し、人間は他の動物と違う生き方を見つけました。

 本を読むことで想像の世界を膨らませることができます。文章を書くこともまた然り。想像と創造は人間が人間であるための最も大切な活動の一つです。夢を語りあったり、自分の中の素直な気持ちを声に出したり文字にしたりして表現してみましょう。

 さていかがだったでしょう、こんな「はひふへほ」は・・・。

 人間が他の動物たちとは違う生き方を始めた初期の段階から使い続けてきた道具、火そして言葉。自分の手足や頭(知恵)を使って生きるということは、どんなに時代が進んでも基本的には変わりません。それなくしては、人間として生きている意味がないといえるでしょう。

 まずは基本が大事、毎日の生活を大切にしていきましょう。



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