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エイリアンはどこへ行く?

エイリアンはどこへ行く?

会津ロードツーリング

会津ロードツーリング 2006年4月29日~30日

総走行距離 116.32キロ

●うれしいテント泊

エイリアンがその昔、普段乗る自転車ではない自転車に乗ろうと考えたのは、遠くへ
行きたかったから。
 それも電車や車ではないもっと非日常なやり方で。

 もっとも金がかからないのではという浅はかな動機もありましたけどね。



 ですから今回の会津ツーリングは、そんなエイリアンの原点に帰るようなツーリング
というわけです。


 しかも前日テント泊!


 
 これももう本当に少年に帰る思いです。もっとも今自転車に乗るときは子どもの頃以上に
やんちゃになっていますが。


 ただしエイリアンが自転車で乗り始めた頃とは大分今は違います。そのころは細い
クロモリのフレームに26インチの太い溝の入ったタイヤを履いて、前後にはキャリ
アとバックを付けて後ろのキャリアには寝袋を縛っていました。いわゆるランドナー車です。

 でも今は(現代はと言おうかな)、太いアルミのフレームに700Cの細いタイヤ
を履いてヘルメットを被り、鮮やかなサイクルジャージを身にまとう。荷物は背中に
ハイドーションバック。う~ん隔世の感があるなあ。

 何より出発地点まで自転車を車で運ぶなんて、とても考えられなかった。

 そんなことは金持ちのうつけ者がやることだと思ってましたよ。

 つまりエイリアンはうつけ者になったというわけですね。金持ちではないけど。



 出発地点である羽鳥湖についてのは深夜の1時過ぎ。

 駐車場に車を止め、輪工房の店長のもと瞬く間にテントが立ち上がりました。テント
に寝るなんて何年ぶり…記憶にないくらい。ワクワクしましたね。


 見上げる満天の星。福田の森の星もきれいだったけど、やはり周りに明るいところが
ない山の上から見る空は格別。


 星空?ということは今日は晴れるのか…。

 そんな期待に胸を膨らませながら、寝袋に潜り込みました。


● 爽やか出発の朝

 朝6時。目が覚めるとテントの中は朝の光ですっかり明るくなっていました。


 もぞもぞと外にはい出ると、昨日は暗くてよく見えなかった辺りの様子がよく見えます。


 すでに部族★長殿は起きていて、今回の旅の紅一点、葉っぱ嬢と話をしていました。


 そうそう、今回はツーリングのことをちゃんと紹介していなかったですねえ。



 今回の会津ロードツーリング、輪工房初のロードバイクによる山岳ロングツーリング。


 初めてというのは意外ですが、これは輪工房にもローディが増えてきたということの
証拠ですね。
 最近読んだ自転車雑誌によれば、一時期上昇したMTBブームが少しさめ、ロード乗
りが増えているとか。

 ふ~ん、もともとロード乗りだったエイリアンにとってはよくわからないけど、輪工房
でも確かにローディが増えたような気がする。もっとも輪工房の場合、ブームとかではな
くてロードチームのAPEXが出来たからだし、その伝道師として児玉さんという存在が
あったのが大きかったんだろうなあ。


 話を戻して、今回のコースですが、前日泊でない方々と朝7時に羽鳥湖のレジーナで合
流し、途中昔の宿場町の姿がそのまま残る大内宿を経由して、そこから軽快に下って会津
若松方面へ。市内で食事をとった後猪苗代方面を廻って、後半は登って登って出発地点の
羽鳥湖に戻りゴール。
 ごくごく簡単に言えば、羽鳥湖を起点に北方向へ時計と反対回りに会津を1周しようと
いう試み。

 メンバーは、前泊組がエイリアンに部族★長殿、K原さん、I田・息子君、バカボン、
タイムW辺さん、そして葉っぱちゃん。葉っぱちゃんは男性陣に囲まれ、しかもロードバ
イクは昨日の納車されたばかり。大丈夫かあと心配したけど。それが杞憂だったというこ
とは後に判明します。むしろ彼女の素朴で明るい笑顔のおかげで今回はとても明るい「旅」
になりました。

 当日参加組は、前さんにいのさんの大御所組。

 合計9名。


 人数的にはベストですよね。あとはお互い助け合いながら楽しいツーリングが出来れば
いいですね。
 いのさんとW辺さんはタイムに乗ってきたので、エイリアンもタイムに乗ってくれば3
台そろい踏みになったわかですが、今回タイムは置いてきました。


● 軽快なダウンヒル、マイペースな登り、そしてゴール

 天候は最後の最後に降られましたが、それまではすばらしいものでした。ただ寒暖の
差が激しく全行程で最大で20度くらいの温度差があったとか…。


 特にお昼を過ぎた後は、気温が上昇し24度ぐらいまで上がりました。走りながら特に
登りで体がほてっていくのがわかったので、なるべく負荷をかけずマイペースで走るのこ
とを心がけました。


 今回のツーリングでこだわったのはこのマイペース。


 特に登りにおけるマイペースです。


 下る方は全く問題ないのでみんなに合わせましたが、登りはオーバーペースにしてしま
うときっとどこかで足が止まってしまうと考えたからです。ハンガーノックを起こしたり、
最悪の場合走行不能になったりしてはみんなにも迷惑をかけるので意識しました。

 また、恐らく遅いといっても、10分の範囲内で追いつけるかなと思っていました。
 これは昨年参加した、「本庄-早稲田100キロハイク」からの教訓です。

 しかし、みんな登り速いですねえ。もう脱帽。どこの登りでも必ず置いて行かれました。
 マイペースとはいえ、なかなか上が向けなかった。常に後ろのスプロケットを見つめな
がら


「もっとギア軽くしてえ~。でも軽くしたら速度落ちるなあ」


なんて思いながら走ってました。


 さて、コースですが、大内宿の手前5キロまでは軽快な下り。大内宿までの登りは今回
のツーリングにおける最初の登り。傾斜は10パーセント程度だったとは思いますがきつ
かった。今後気持ちよく下った分だけ帰りは登るのかと思うと、悲しくなるような、やっ
てやるぞと思うような複雑なところ。


 大内宿は、江戸の面影を残す山間の宿場町。国重要伝統的建造物群保存地区にも
指定されています。宿場の中を流れる水で冷やされたラムネがうまかったな。

 大内宿のあとも少し登ってダムへ。


 ここからは会津の街まで、しばらく豪快なダウンヒル。



 気持ちよかった!



 速度も60キロぐらいは出ましたねえ。


 もっと出したいところでしたが登ってくる車が気になったし、路面は滑り止めの
溝が切ってあったので、タイヤを溝にとられないように走らなければならない。何
よりオーバースピードでコーナーに侵入するとそのままガードレールを飛び越えて
します。

 コーナリングのテクニックをきちんと持っていないので慎重に走りました。それで
も60キロ。ツールなんかでは峠の下りで100キロオーバーなんかざら。コエ~。
自転車の体感速度ってすごいですからねえ。


 さて、会津若松では鶴ヶ城へ。

 今回のツーリング、きちんと観光もしています。

 鶴ヶ城の桜は満開。絢爛に咲ききれいでしたねえ。お城の城壁とお堀に桜がまた似
合うんです。
 今年もう一度満開の桜を拝めるとは幸運でした。たくさんのお花見客がいる中自転
車装束の我々は周りからみると違和感があるだろうなあ。もちろんそんなことはお構いなし。



 その後待望のお昼ご飯。


 本当は喜多方ラーメンを食べに行こうと思っていたので、入ったところはラーメン屋。
車がたくさん停まっていたお店があったので入ったところ、うまかったねえ。
 エイリアンが食べたのは肉入り白みそラーメンと餃子。さっぱりしたスープに喜多方
ラーメンばりの太く縮れた麺がよかった。餃子の方はおいしかったけどニンニクが辛い
ほど効いてましたね。これでこれから始まる後半の登りに向けてスタミナも十分!


 そしてお昼2時過ぎからは、登る登る。ともかく下った分だけ登らないといけません。
気温も上昇してきたし、ともかくマイペースを守って登り続けました。ほかの方には迷惑
をかけたけどお許しください。ロードツーリング初体験の葉っぱちゃんも軽快に登る。ま
ったく追いつけません。しばしの下りでなんとか追いつく程度。恐るべし若さ。輪工房に
くる女性陣はみなたくましい。もちろん…美しいです。


 途中ちょっとしたハプニングがあり、グループを二つに分けて走行。エイリアンは車を
持ってきた関係上、先の集団に入りました。
 後半狭い峠道では、傾斜15パーセントぐらいのところがあり、疲労も手伝って初めて
自転車降りて押しちゃいました。


 それでもなんとか最後まで走りきり、出発地点の羽鳥湖レジーナの駐車場には5時近く
に到着。


 トータル走行距離は116.32キロ。


 平地ならあっという間でしょうが、山岳の116キロは走りがいありました。

 満腹・満足です。

 到着と同時に雨が降り出しました。自転車を車に積んで、後続グループを回収するため
部族★長殿と出発。ここで、前さん、いのさん、W辺さんとはお別れ。


 お疲れ様!楽しかったです。またヨロシクお願いします。


 後続グループは、さきほど傾斜の強い峠を抜けダート区間を抜けた辺りで回収。
みな元気そうで一安心。雨も強くなってきました。


 途中素朴な民宿が経営する温泉に立ち寄って、リフレッシュした後帰路へ。
 さすがの部族★長殿もお疲れなのか、高速でかなり蛇行運転。どきどきしました。


 野田のお店に到着したのは午後9時過ぎ。約24時間振りに戻ってきました。

 感想を一言。

 楽しかった、おいしかった、きつかった。満足、満腹、また行きたい!





 部族★長殿そして一緒に走った仲間のみなさんお疲れ様!そしてすばらしい時間を
ありがとうございました。




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