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テーマ:●食べた物の画像♪(84860)
カテゴリ:アジアン・エスニック
今日のエントリーでは、赤坂と言っても溜池山王からの方がアクセスが良い、赤坂2丁目にあるトルコ料理レストランで食べたランチを紹介します。
↑こちらがお店の入口です。 お店の名前はASENA(アセナ)といいます。 同じ場所に、以前は「ジンギスカン」が食べられるお店がありましたが。ブーム終焉とともに閉店し、2006年頃にこのお店が開店しました。 これまで何度となく前を通りかかって、入ってみようと思っていましたが、利用することはありませんでした。 冒険というか、最近では溜池山王ランチで新規店の開拓もやっていなかったので、先週1月20日に初めて同店に入ってみることに。 ランチは4種類用意されていて、以下のようなものでした。 本日のランチ(日替わり) 1000円 キョフテ(牛挽肉のトルコハンバーグ) 1200円 チキンケバブ(チキンの串焼き) 1200円 シシケバブ(ラム肉の串焼き) 1500円 以上の全品にス-プ、パン、サラダ、ピラフ、トルコ紅茶付き 日替りのランチは煮込み料理が中心のものだそうですが、オーダーを取りに来てくれた店主らしきトルコ人さんの日本語がイマイチ聞き取れず、日替りランチの内容が把握できませんでした。 この中では、ケバブは知っていましたけど、「キョフテ?」はどんなものなのか分かりませんでした。 説明にはトルコ風ハンバーグとありましたので、大方の予想はつきましたけど、これを選んでみました。 前置きが長くなりましたが、上画像はランチ全品に付いてくる「スープ」です。 具がゴロゴロと入っているというよりも、豆をすりおろしたとろみがあるスープで、私の好きなタイプのものでした・・・可能なら"おかわり"が欲しかったほどです。 この日は東京でも相当冷え込んでいたので、このスープでカラダが温まりましたね。 スープとほぼ同時に運ばれてきたのは、上画像のパンです。 ちょっと黄色く光っちゃっていますけど、パン表面にはゴマが乗っていて、カリカリっとした食感でした。 これはパン(エキメッキ)というよりも、ピデ(Pide)に近いものになるのでしょうか。 お店の方に尋ねなかったので、正しい名前などは分かりません。 ピデは、ギリシャのピタと同じ語源のような感じですよね、これってピッツァ(いわゆるピザ)の原形なのかも知れません。 メインの「キョフテ」が運ばれてきました。 同じプレートの中に「サラダ」と「ピラフ」が一緒になっていました。 ピラフって、フランス料理みたいに思われがちですが、実はトルコ料理のピラヴが起源とされています。 このとき出てきたボール型になっていたピラフは、いわゆる「バターライス」っぽいちょっと塩味が効いた味付けのものでした。 キョフテはトルコ風ハンバーグとありますけど、「肉団子」として紹介してるページも数多くありますね。 上の画像では、ピラフが手前にあって、キョフテが奥になっていて分かりにくいので、別アングルから撮ったものも貼っておきます。 キョフテはすごく弾力があるというか、肉同士がピッタリくっついているて離れない感じで、ナイフを通してカットするのにも力が要るほどでした。 食べてみると肉の旨味とハーブの香りが口の中いっぱいに広がっていく感じで、普通のハンバーグとはちょっと違っていました。 スパイス類はクミンやコリアンダーパウダーが主なもので、タイムやミントも少し感じられましたね。 同店の店主のブログにたまたま「キョフテ」に関する記事を見つけました。 当店のキョフテは牛肉100%。 お肉の食感を際立たせるため粗挽きを使用しています。 小さく小判型に形作り、直火焼きにします。 これが美味しさの最大のポイントで、直火にすることで余分な脂や水分を落とし、旨味だけが残ります。 また、スパイス・ハーブ等で充分に味つけをしてから焼くので、そのままいただけます。 なるほど、この説明で旨味のヒミツが分かりますね。 ただの肉団子じゃなくて、スパイスやハーブで味付けしているからソースがなくても美味しく食べられるわけですね。 なお、キョフテという言葉ですが、同じようなミートボール料理では、インドやエジプトに「コフタ」というものがあります。 これも恐らくキョフテから変った言葉だと考えられますね。 食後にはトルコ紅茶(チャーイ)が出てきました。 なかなか、オサレなガラス製のティーカップです。 本場だと、恐らくこれでもかというくらい砂糖を加えて飲むのが流儀なんでしょうけど、私はもちろん何も加えずストレートでいただきました。 トルコ料理って聞くと、あまり馴染みがないように思いますけど、前述のピデやピラヴ、キョフテの話や、チャイ=茶という言葉が広く中東から東南アジアで同じ意味で使われていることからしても、歴史的にみてこの地で生まれた料理や食文化の数々が、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)からセルジューク朝、オスマントルコまでの時代にシルクロードを通じて世界各国に広がっていったことが分かりますね。 あはは、『カノッサの屈辱』みたいな説明でスイマセン。 ものの説明によると、トルコ料理は世界三大料理にも数えられているとか・・・。 つまり、主なトルコ料理が難なく食べられれば、世界中のほぼどこを旅しても、似たようなものがあるので食べるのには困らないということになるでしょうか。 さてさて、ランチのお話に戻りますが、1200円という値段は決して安くないので、通い詰めるようなお店ではないと思いますが、たまに食べるのには良いかも知れません。 ただ、いただいたキョフテですが、同日の夜、拙宅に帰ったあとも相方から「どっかでお肉、食べたでしょ?」とバレてしまうほど、独特のスパイス香が相当強いものだったらしいのです・・・、実際に食べた私は気付きませんでしたけど。 ニンニク料理と同じで、食後にアポがある場合は控えた方がよろしいかと思います。 ---------------------------------------- Turkish Restaurant ASENA トルコ料理アセナ 港区赤坂2-8-13 赤坂エメラルドビル1F ランチ:11:30~14:00(月~金) ディナー:17:00~23:00(月~土) ※ランチタイムのみ禁煙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 27, 2009 04:31:20 AM
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