Taketoshiのヨッパー部屋 <Enak saja!>

昨日は仕事始めで、相方さんに着付けてもらって和装で出勤しました。
草履が歩きにくいのに加えて、西高東低の冬型の気圧配置が強まっていたことで足元からジンジンと冷えてきて、寒さを堪えるのが大変でした。
今日はもちろん、通常通りスーツを着て出勤しますが、引き続き寒さは相当キビシイようです。

さてさて、今日のエントリーは年末年始の休暇が始まった12月29日(金)に巣鴨の「手打ちそば 菊谷」さんで食べたランチや飲んだものを紹介します。
タイトルにも書きましたが、外のお店で食べるお蕎麦の食べ納めということで、「そば納会」としてみました。
かつて、石神井公園にあった同店が昨年4月に巣鴨に移転し、同6月に初めてお邪魔させてもらって以来、半年以上振りでの再訪となりました。
前回利用時のエントリーでは、「夜の部」にお邪魔したいと書いていましたが、結局それは叶わず、年末の仕事納め後でのランチ利用になってしまいました。



前回も紹介しましたが、お店の外観は上画像のようになっています。
場所は巣鴨の地蔵通り商店街にありますが、JR巣鴨駅方面からのアクセスよりも、都電荒川線の庚申塚停留所からの方が近くて便利です。
訪問した時期が年末でしたので、『年越そば』という貼紙が格子窓に張ってありました。



遅めのランチでしたが「もり」を注文する前に「蕎麦前」で後から紹介する「お任せ三品盛り」をアテにして、好きな日本酒を選んで飲み始めました。
上画像では素焼きの猪口だということしか分かりませんが、この中には５勺だけ注がれた「菊姫 山廃純米 無ろ過」が入っています。
昼に飲むシャンパーニュ「昼シャン」も良いですが、昼に飲む日本酒「昼ポン酒」も気持ち良くいただけます。
連休だからこそ出来る贅沢ですね。



↑コチラの切子グラスには相方さんが注文したお酒が入ってでてきましたが･･･スイマセン、注文した銘柄を失念してしまいました。
最初、「開運 特別純米 無ろ過」を注文しようとしたところ、残念ながら品切れでしたので、別のものに変更したところまでは覚えていました･･･。



杯を交わしているうちに、注文しておいた「お任せ三品盛り｣(750円)が出てきました。
ランチ時などの繁忙時を除いて、用意されている「肴」メニューの中から選ぶことも出来るようですが、この日はコチラからリクエストせずにお店のオススメのものをいただきました。
三品は、皿の左奥から「サバの燻製」、「白菜の古漬け ゴマ油和え」、自家製の「海苔の佃煮」でした。
いずれも日本酒のアテとして相性抜群の肴です。
量が限られていたため三品を半量ずつ取り分けて、日本酒をチビチビやりながら美味しくいただくことができました。



↑また素焼きで出来たお猪口の画像です。
１人５勺量では当然の如く、物足りませんでしたので、更に「黒松仙醸 こんな夜に純米吟醸」というものを５勺追加しました。
この１杯は相方さんとシェアして飲みました。



ほどなく「三品盛り」も食べつくしましたので、別途「酒肴」の単品で「あん肝の燻製」と「牡蠣の燻製」を追加注文しました。
あん肝は食べるとコクがある甘みが口全体に広がり、その余韻がいつまでも残る感じでした。
牡蠣の燻製の方は、スモークされて大きさこそコンパクトになってしまっていますが、その分牡蠣エキスはギュッと濃縮されていて、少量を口にしただけでも牡蠣の奥深い旨味が感じられる仕上がりでした。
この二品も、日本酒と一緒に食べることで更にポテンシャルが十分引き出されると思います。



蕎麦前が滞りなく済んだので、「もり」(十割：800円)を1枚注文しました。
この日の「十割」は福井産の蕎麦とのことで、盛られた笊に鼻をちょっと近付けるだけでもお蕎麦の良い香りが感じられます。
「もり」に辿り着く前に「蕎麦前」と「日本酒」でヨッパー状態がかなり出来上がっていても、いざ美味しい蕎麦を目の前にすると、ピンと背筋をはって姿勢良く食べなければいけないという気持ちになります。



蕎麦つゆは辛めの「かえし」と濃厚な鰹だしが見事に調和されていて、食べ飽きることなくずっと食べることができます。
薬味はおろした山葵と辛味大根で、ちょっと少な目ではありますがこれで十分でした。
「蕎麦つゆ」としては味がかなり濃い目なので賛否両論があると思いますが、子供の時から何でもかんでも濃い醤油味や味噌味が主流の食文化圏で育った私にはこの位の方が逆に好みに近かったりします。
最後にそば湯で蕎麦つゆを割って全部飲み干し、更にその後はそば湯を単独でいただいて、今回のランチを締め括りました。

以上、今年最後の訪問となった「手打ちそば 菊谷」さんで食べたもの、飲んだものを紹介しました。
今日のエントリーは以上です。