【ブラジルW杯 その34】パンタナール大湿原の日帰りツアーに参加してみた1
今日のエントリーは、6月25日(水)に日帰りツアーに参加して訪れた「パンタナール大湿原」での様子を紹介します。画像の数が多いので、2回のエントリーに分けて、「その1」として、今回は出発から観光拠点になっているホテル到着までの画像をアップします。コロンビア戦が行われた6月24日、スタジアムに行く前にクイアバ市内の旅行代理店に立ち寄って、ツアー参加を申し込みました。ツアーはクイアバ市内を出発して帰着するまでのバス、昼食、リバークルーズなどが含まれていて1人290レアル(≒13,340円)でした。上画像は参加証の代わりとして渡されたバウチャーです。集合時間は朝7時30分でしたので、ホストファミリーの旦那さんに集合場所に指定されていた上画像の【ツーリスモ・コンフィアンサ】というところまで車で送ってもらいました。この日は平日にもかかわらずツアー参加者が多く、2台のバスに別れて目的地に向かうことになりました。コロンビア戦の翌日ということもあって、日本人サポーターの参加者が多かったです。クイアバから50kmほど「パンタナール縦断道路」を南下したところにあるポコネという街の入り口で、ツアー最初の降車タイムがありました。この街は北パンタナールの観光拠点の一つなので、このゲートにも大湿原に棲息している動物などが描かれていました。紹介するのが遅れましたが、↑コチラが今回のツアーのマイクロバスです。車内の座席配列は、1列が2席ー2席で、補助席も使うと25人ぐらいは乗車できる大きさでした。パンタナール縦断道路は舗装されていましたが、ポコネに入った後ぐらいから徐々にダート道になっていきました。この時期は雨がほとんど降らないため、道路に雨水はたまっておらず、多少ガタガタですがダート道でもスピードを落とすことなく走っていました。ここから暫くは撮影した動物の画像を紹介します。本ツアーでは動物が見つけられそうなポイントに到着すると、バスから下車して撮影タイムを設けてくれました。上画像は名前は分かりませんが、鷺の仲間のように見えましたので、恐らく「ダイサギ」だと思います。遠くの木の上に止まっているところをズームで寄って撮影したため、画像がやや不鮮明になっています。↑コチラは別の小型鳥ですが、これも正確な名前が分かりません。他の方がパンタナール観光の旅行記などブログ記事を調べてみると「コウカンチョウ」という鳥だということが判明しました。漢字で表記すると「紅冠鳥」とのことですが、その名の通り、頭が赤くなっているのが特徴のようです。この鳥はそこら中にいましたので、それほど珍しくないものだと思います。大きな木の枝に隠れていたのが、↑コチラの大型インコです。お腹の部分が黄色くなっていましたので、「アララ・アマレーラ」という学名の「ルリコンゴウインコ」だと思います。もう少し外側に出てきてくれれば、もっとはっきりと撮影できたと思いますが、この木の中から出てきてくれませんでした。ダート道の両側は上画像のような水たまりというか湿地帯が延々と続いている感じでした。パンタナール大湿原の全体では本州とほぼ同じ面積という広さだそうですが、このうち1,878平方キロメートルが2000年に「パンタナル自然保護地域」としてユネスコ世界遺産に登録されたとのことです。世界遺産に登録されたエリアは香川県とほぼ同じ広さに相当します。私達がここを訪れたのは6月で乾期でしたが、11月から3月までの雨期になると湿原全体が巨大な沼地のようになるとのことです。天気が安定している乾期の方が湿原の見学に適していると言えます。もう1枚だけ動物写真をアップしますが、↑コチラは「ジャカレー・ド・パンタナール」(パラグアイ・カイマン)というワニの仲間です。日帰りのツアー客に見てもらうためにダート道の近くに放されているのかも知れませんが、大きさも立派なワニが数匹かたまっていました。淡水に棲む動物としては目立った天敵もいないため、ほとんど食物連鎖のトップに位置するワニは人間にとっても恐ろしい生き物です。少し走っては止まって動物ウォッチングしながら、ツアーバスは観光の拠点であるホテル施設に到着しました。湿原の真ん中に突如として現れたホテルには中庭にプール、椰子の木も植えられていて、さながら「リゾート」に来たみたいな感じでした。コチラのホテルの正式名称はパンタナール・マット・グロッソ・ホテル(PANTANAL MATO GROSSO HOTEL)というところで、ブラジル編の「地球の歩き方」にも掲載されています。私達は日帰りツアーなので、ビュッフェランチ(次回エントリーで紹介予定)と、すぐ横を流れる川を小型ボートで遊覧するクルーズに参加するだけのため、このホテルに立ち寄っています。ホテルの部屋以外は使えるとバウチャーに記載されていましたので、水着を持参すればプールでも泳げたと思います。同ホテルはクイアバから100km以上離れていますが、上画像のとおり、W杯期間中はFIFAの「オフィシャル・アコモデーション」として登録されていたようです。試合当日を除いた前後の日程で同ホテルに宿泊することはあっても、ここを拠点にしてW杯の試合を観戦した人はほとんどいなかったと考えられます。今日のエントリーは以上です。明日は、パンタナール観光の続きを「その2」として紹介する予定です。