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カテゴリ:旅行けば
本日も引き続き朝食のお話からです。
ここは若々しい御夫妻の経営する、 何とも素敵なお宿でございました。 お部屋はカーテンとベッドのファブリックが同じという凝りよう。いいえ、ここだけではなく、このようにこだわっている宿は本当に多いです。 多分、普通の家でもそういうことが当たり前に行われているという文化なのでしょう。うらやましい限りだわ。 さて、朝がやって来た。 シリアルにヨーグルト、朝の前菜が所狭しと並べられています。 右手をご覧下さい。 フルーツにジュースでございます。 左手をご覧下さい。 各種シリアルとアイリッシュチーズの盛り合わせでございます。 チーズは各自で好きなように切り分けてお召し上がり下さい。 いや~、 食器はここに来る数日前に我々が工房を訪れた STEPHEN PIERCE さんのものではありませんか。こんなにたくさん彼の作品があるなんて~。しかも、それで食べられるなんて~。 おいしい上に私の夢までかなえてくれるではないか。 まずはフルーツから攻めましょうね。 プルーンの煮たのはよく見かけました。おいしいです。 コーヒーにいたしますか? 紅茶にいたしますか? 両方ですね。 どっかーんと出てきますよ。 手前がコーヒー、陶器のポットにはお茶。 メインは、 スクランブルエッグとスモークサーモンをいただきましょうかね。 このメニューにはいろいろな形態があり、 スクランブルエッグにスモークサーモンが添えてあるもの。 スクランブルエッグにスモークサーモンが混ざっているもの。 こちらの後者の方で、 火が通ったスモークサーモンというのはなかなかおいしいものです。で、これらを添えてあるトーストに載せて口に運ぶ。 夫は前日に引きつ続きまたもやスモークしたニシン。 いやいや、これはまだ序章。彼のスモーク人生はこれからも続くのだ。 もちろんトーストに自家製ブラウンブレッドも欠かせません。 しかし、いつもトーストまで食べ切ることができないのです。 これだけ食べたら当たり前か。 この宿はですね、 アイルランドの地図でいうと下の方にある 半島の最先端、 地の果てと言ってもいいようなところにあるのです。 何故こんな辺鄙なところへやって来たのかというと、 それはこの宿がそこにあったから。 何故この宿に泊まりたかったかというと、 そこでは夕食を食べることができるからだったのです。 たまたま夕食を取ることのできる宿を探していたところここがヒットしたので、我々のスケジュールに組み込んでしまったというなんとも酔狂な話なんだよ。 何故にそこまで夕食 Evening Meal にこだわるのか。 それは、 朝食のみを提供すればよいB&Bにおいて夕食をも提供するということは、「食」に力を入れているという意味なのです。 何度か利用するうちに気がついたのですが、 「宿めし」には二通りありました。 ひとつは、 お料理好きが高じて夕食を提供することになった、いわばアイルランドの母ちゃんの味。アイルランド人が普通に食べる「家めし」というわけですな。 ふたつめは、 昼間はティールームを兼ねていたり、 きちんと外で修業をしてプロフェッショナルとして宿めしを守り立てていこうと力を入れているレストラン並みの食事を出すところ。 この宿は後者の方でした。 シーフードのスペシャリティーと謳っており魚料理を食べさせる気満々。 「食事は6時きっかりですよ~」と言われているので何事にも正確なニッポン人の私達は5時59分に部屋を出てダイニングへ移動。 席についてものの一分もしないうちにお料理が運ばれてきました。 う~む、見事じゃ。 私は鮭を、 夫は Black Sole (舌平目)を。 そして付け合せには 温野菜と主食代わりのじゃがいも。 じゃがいもはマッシュポテトとして加工したものではなく、 本当に茹でてつぶしただけのじゃがいもをアイスクリームマッシャーで盛り付けてあるもの。アツアツのこれらにバターを絡めて食べるとうまいのなんの。 メインももちろん、 お魚自体も驚くほどおいしい上(特に夫の魚は絶品だった)、 盛り付けも美しく、アイルランドではあまりみかけないような洗練された一皿になっていました。 どこかできちんと修業してきたに違いないというのをここで確信したね。 おぬし、ただ者ではないな。 何でもかんでも量の多いアイルランドですが、 宿めしだとひとり一人前をきちんと食べることができる量になっています。 食後にはコーヒーとデザート。 私はベリーのタルト 夫はバナナスプリットとかいう、 バナナを始めとするフルーツにアイスクリームが添えてあるもの。 この盛り付け方はどうみてもプロの仕業ですね。 宿帳を見ていたらここの場所を End of Europe と表現していた人がいましたが、。 そのヨーロッパの果てのイカしたB&Bでの食事風景でした。 本日の葛飾区の最低気温 29℃ 本日の葛飾区の最高気温 36℃ どうりで暑いと思ったよ。 でも日中は頑張ってエアコンなしで過ごしてました。 気温は知らない方がいいのかもしれないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.22 17:36:36
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