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2008.02.06
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皆様こんにちは。
勝手な論理でその土地の人々を枠にはめて遊んでいるスーパー調査隊です。

さて、今回の調査対象となったのは島根県。

山口と島根の県境に位置する津和野に降り立った際には僅かな滞在時間にもかかわらずスーパーを探し出し、

tsuwano.jpg

出雲市では宿泊しているところからかなり離れたところにあるにもかかわらず何十分もかけて足を運び、

izumo.jpg

松江から出雲までの移動途中には一時間に一本しかない電車を降りて観光地でもなんでもない町でわざわざ下車して雪の吹きすさぶ中スーパーを求めて歩きました。
何とまぁ酔狂なことよ。

hirata1.jpg

とにかくスーパーを見ると調査隊の血が騒ぎ、黙って通り過ぎることのできない私たち。
バスの中からいかにも地元密着型らしいスーパーを見つけては地団太を踏むこともしばしば。
(公共交通機関で移動していたので降りるに降りられない)

さて、今回私は真っ先に気がついたことがありました。
それは醤油でもなくて魚でもなくて、



お買い物をするおトウさんたちの姿。



カゴをぶら下げ携帯電話を片手に商品を物色しているおトウさんたちの姿がハンパじゃなく多い。

携帯電話を片手にしているのは奥さんと
「今日は魚は何があるの?」「あ、タマゴもお願いね」
などという会話をしながらの買い物なのでしょう。

時間帯が時間帯なので夕食の買い物なのだろうが、それにしても多い。
その後他のスーパーでも同じようにおトウさん率が高かったのだが、それはどうも偶然ではないような気がしてきたね。

そこで私は

・島根県ではイスラムの国のように外での用事は男の役割
・島根の男性はよく家事を手伝う=共働き率が高い

このようなところだろうと仮説を立ててみました。

はい、その後調べてみるとどうやら島根は福井県や富山県についで共働き率の高いことが判明。

なるほど、島根のおトウさんたちは普段からよく奥さんのお手伝いをしているということです。

以上のことから、結婚後もバリバリ働き続けたい女性は島根出身の男性を選ぶと家事の分担が比較的スムーズにいくものと思われます。

さて、気を取り直していきましょう。
いつものことながらスーパー調査隊の目が真っ先に向くのは醤油。
島根のスーパーで見たものは甘口ほど甘くないはないが普通の醤油よりは甘い「旨口醤油」。

私は津和野のスーパーでレジのおばさんに訊いてみたんだよ。
あの辺りはやはり甘いお醤油が主流なのだそうです。

これは九州の流れを汲んでいるのか、それとも富山でもそうだったように日本海側では甘いお醤油が一般的なのか?

そんな疑問を抱えたまま次は即席めんのコーナーへ。
一般的には味噌はオレンジ、醤油は赤、塩は白っぽいパッケージという色合いの即席めんコーナーには何やら普段見慣れない青や黄緑のパッケージがあるではないか。

「とんこつ」です。

他にも北海道育ちで現在関東在住の私にとっては見慣れぬ「マルタイ 棒ラーメン」もあるではありませんか。

この棒ラーメンというヤツ、即席めんなのですが見てくれはそうめんの束そのもの。
縮れていないまっすぐな麺。そう、それは縮れている北海道のラーメンとは対極にある九州のラーメンなのです。

以上のことから、どうやら島根県は九州の影響を色濃く受けているらしい。

そうだねぇ、山口県を抜けたらそこはもう九州だもんね。

でも、甘いお醤油も九州の影響なのか?
これは日本海側全般を調査してみないとちょっと答えが出ません。

富山も島根も甘いということは、鳥取は?福井は?
ということは、島根と九州に挟まれている山口県も甘いのか?
甘いお醤油と辛い濃口醤油の境は?新潟?山形?

スーパー調査隊はどうやらスーパーを調査する前に醤油の調査に乗り出さねば前に進めないようだ。

う~ん。








ライフワークは醤油。





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最終更新日  2008.02.06 20:47:03
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