神様!許して!!

2004/02/21(土)22:41

『テルマ&ルイーズ』何回観ても...!!

★2/20★BS2 『テルマ&ルイーズ』 この映画、公開当時、一番の親友と観ました。彼女とは大学で知り合ったのですが、卒業してからも一緒に貧乏旅行に行ったり、映画や芝居、ライヴとつるんで遊んでおりました(笑)もちろん今も彼女は私の一番の親友ですが...。観終わって、この映画だけは彼女と観て本当に正解だったなぁー、としみじみ思ったことを覚えています。あの頃は、いつも彼女と週2くらいの割で映画館に行ってました。と言っても、観るのはどちらかというと小品、単館ロードショーとかが多く、ハリウッド大作などは、観たあと遅い夕食をとりながら、ケチをつけるのが楽しみだったりしているような私達でした(笑)この『テルマ&ルイーズ』は大好きな映画のひとつですが、女に生まれて、そして稀有な女友達に恵まれて、私は幸せだなー、とつくづく思わせられる映画でもあります。本当の女友達、というのは時として配偶者なんかよりずーっといいものだったりします。でもたぶんそれは、"本物"と出会えて、お互い紆余曲折を経て、ある程度の歳になって(それって私くらいの歳、ってことか)、やっと実感できる事なんでしょうね。自分が間違った事をしてしまった時、「あんたが悪い」って指摘しながらも肯定してくれる事の安堵感は、女友達ならでは、と思うのですが...。あのスケベなタンクローリー野郎を炎上させるシーン、出発前に二人で写真を撮るシーン。そして、ラストで跳ぶシーン...もうもう、ワクワクしながら泣けちゃいます(笑)いい映画は何回観てもいい。実感させられました。たぶん、観るのはもう6回目くらいだと思うのですが、昨夜も仕事の片手間に観始めたのに、結局テレビの真ん前で口あけて観てました(笑)昨日はその彼女の★回目の誕生日でした。今は互いの事情でなかなか会えないのですが、しばらく会えなくなるという前、彼女からもらったメッセージに、『人は、思い出だけでは生きてはいけないけれど、思い出して暖かく笑えるような思い出を、貴女と共に創ることができた事は、これからの私の生きる力のひとつです』とあり、いつもドライな付き合いで「これっきり会えなくなる訳じゃないんだから、ねぇ」と言いながら、私は思わず泣いてしまいました。昨夜は、いつの日か必ずや、また二人であんな旅をしよう!?と一人で乾杯しました。ま、殺人とかはしないように気をつけながら(笑)それにしても、何回観ても不思議なのは、H・カイテルです。どうしてあんなにあの二人に肩入れするのか?心情的にはわかりますが、その説明ってないですよね、あの映画。でも、それもあのラストの前ではどうでも良いこと。疲れきって汚れた顔に浮かぶ爽快感。そして二人の握り合った手...。壮大なグランドキャニオン、抜けるような青空に白い雲。二人を乗せた車が跳んでストップモーション...。M・マドセンにB・ピット。キャスティングも今思うと、かなり豪勢で粒選りですよね。リドリー・スコットには、いつもこんな感じでやられてますね(笑)ナメてかかっては、すっかりノックアウトされて泣かされちゃう。侮れないオヤジです(笑)今年は何とか彼女に会いたいなぁ...。

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