古代のロマンをたずねてpart.2

丹生川上神社上社と元宮

丹生川上神社上社は今は山の上にありますが、以前は川のほとりにありました。
ダムが造られることになり水が放たれると川上神社上社は川の底に沈んでしまいます。
何とも悲しいことですよね。










ただ、今でしたらその元宮の場所を見ることができます。
上社の川側から下を覗けば目の前に見ることができるのです。
画面のちょうど真ん中のあたりです。












写真を拡大すると、上のほうに大きな石があるのが見えますでしょうか。
その石こそ、元の上社の磐座なのです。













神社があった当時、正面が南北の線からほんの少し傾いていたのは、本殿とその磐座を結んだ直線状に後ろにあるご神体の山の頂上とが一致するように建てられた為だったのだそうです。




以前の上社は本当に川の側にあり美しい神社だったのでしょうね。
今は見晴らしの良い山の上に来ていますが、神様は何と思っておられるのでしょうね。