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テーマ:今日の出来事(289457)
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今日、人を泣かした。あー、何年ぶりか、何10年ぶりか。。妹を泣かした事はあるが、かつて他人を泣かしたことがあったか、思い出せない。
でも、こんないい歳こいて、今日、人を泣かした。 これはプライベートではなく仕事がらみで。 ま、そう考えると、仕事ごときで泣く方もどうかと今は思う。 事の発端は、2-3日前に日本オフィスからもらったメール。 お金を払う払わないの問題で、「社内のルールだからお金は払えない」と断ったら、「日本でのビジネスマナーを尊重してない」や「このお金を払わないなら仕事しません」、さらには「お客さんが(自分達が仕事をしない事で)機嫌を悪くしても、しょうがないですよね。逆にこっちは忙しくなくなるから嬉しい」とまるで小学生レベルのUnprofessionalな返事がきた。 このメールを書いてきた奴には日本で一回会ったことがあるのだが、スキンヘッド(髪型で人を差別してはいけないが。特にスキンヘッドの場合は若ハゲなどの事情で髪を剃っているケースがあるため)、英字新聞を小脇にかかえ短パンでご出勤なさっている姿を拝見してからは、どうしても「変な奴」の偏見を拭い去ることができなくて困っていた。 こんなメールに自ら返信する必要なし。 しかも私が今いる事務所で日本語が判るのは私一人だけだと知っていて、あえて個人攻撃のように日本語で書いてきたのにもムカついた。マネージメントの常識として、文句のメールは例え日本人同士でも英語で書くのが当然である。(後で、上司にエスカレートしたときの証拠になるから)。 ということで、この件はとっとと翻訳して上司にエスカレートしてノー・タッチとした。 そんなところに、彼のチームで働く女性(これも日本オフィスの日本人)から、昨日、ゴールデンウィークで人手が足りない(生々しい。。)から納期をなんとかしてくれと依頼が来た。 これも会社の方針で許可することができず、「もう一度検討して貰えませんか」と返したら、「じゃ、休日返上すればいいんですねっ!」と、またまた攻撃的なトーンのメールが来た。 彼女とはいろいろと電話でやり取りする事も多く、自分では一緒にうまくやっていけてるつもりだったが、まーね、こう続くと日本語ができる私に八つ当たりしているとしか取れず。君らはそれを英語で他の(日本人ではない)担当者に文句言えるの?と思った。 こういう日本人による日本人への逆の差別って、ある。 まーね、私もここで知らん振りしてればよかったんだろうけど、まー、後のメールの彼女のほうには普段本当によく仕事をしていただいている経緯もあって、気になって、今朝ちょっと電話したみた。最初は調子良かったのが、どーも日本オフィス、相当忙しい模様で、またまた「それじゃあ、私が言っているのは杞憂って事ですか?」って突っかかってきた。 これ、まだ発注もされてないプロジェクトの話である。 リスクの可能性を報告してくれるのはありがたいし、報告が無ければ無いで「どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか」と文句を言う自分の姿が目に浮かばない訳でもない。でもね、まだ工数も決まってないのに早速期限の延長依頼ですかって話である。 ヨーロッパは完全現実主義。勿論、予想をたてて早期のリスク発見なんて事も行われるが、いずれにしても現時点での予想以外に基にする資料はない。もっと現実的にシンプルに考えて欲しいというようなことを説明したかったのだが、早朝から流暢な日本語がでてくる訳もなく、そのうちに何か言っちゃったみたいで、相手がいやに長いこと黙ってるなーと思ったら電話の向こうで泣いてた。 結局、向こうも最後は「泣いたのはMariaGarciaさんのせいではなくこっちの問題です」と言ってくれたし、「泣き落とし作戦じゃないですよ」と冗談も出ていたので、まー、これ以上気にして詮索しても仕方がないが―――。 最近どうも細かい日本人の機微的なことが判らなくなってきていて、困る。 特に、いい仕事をしてくれる人ってのは、ある意味完璧主義者でもあるのか、割りと傷つきやすいっていうか、頑張ってる分だけ脆い感じの人も多い。 ふう。。何がなんだか判らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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