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テーマ:フラメンコ徒然日記(964)
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最近なんだか忙しくて日記をアップする暇がないが、先月末から今月初めにかけてスペインにフラメンコ休暇に行ってきた。
今回は過去数回ワークショップなどでお世話になった先生に誘われて、先生の故郷バルセロナ近郊のリゾート地でフラメンコ集中コースを受けた。 私は午前中2時間クラスを受けた後は海岸沿いのリゾートにあるホテルに帰り、午後はプールサイドで日光浴、お昼寝、時々ビール。夜はおいしいものを食べに町に繰り出すといったペースで、それはもう超極楽な日々であった。 が、この先生のレギュラークラスの生徒はと言えば、たった5日間のコースの間に現地で2回もパーフォーマンス出演が組み込まれていて、パフォーマンスのある日はクラスが終わったと思ったら夕方リハーサルの為に休む暇もなくスタジオへ逆戻り。ホテルとスタジオ、そして会場をタクシーで行ったり来たりとても大変そうだった。 いくら先生が「この子達はロンドンから来た練習生ですので暖かく見守ってやってくださいね」なーんてショーの前に説明してくれていても、本場スペインでの発表会ともなると本人たちの緊張は相当なものである。 そんななか、私と同じホテルだった練習生K子さん。 日ごろの激務がたたってか休暇直前に風邪をひいてしまい、「飛行機代もホテル代も振り込んじゃっててお金が戻ってこないから」という理由で無理やりスペインには来ていたが、クラスにも出て来ないでのんびりとホテルの部屋で養生していた。 で、そのK子さんとショーでセビリャーナスを踊ることになっていたR子さん、先生に相談の上、膝の故障でしばらくクラスに来てなかった関係で出演予定ではなかった、同じホテルに泊まっているC子さんにピンチヒッターを頼んだ。 かなりグーたらな感じのC子さんであるが、「まさかの為に」と、セビリャーナスの衣装はちゃっかり持ってきていたらしい。が、この根っからの怠け者C子さん、「たった3分のセビリャーナスのためにどうして5時からリハーサルに行かなくては行けないの?私は午後はプールでゴロゴロしたいのヨッ!」とリハーサル参加を拒否。 ダンス・パートナーで生真面目なR子さんはもうこの横着な態度にびっくり。「グループで踊るセビリャーナスで一組だけタイミングが違っていたら大笑い者になってしまうから、是非リハーサルに出て皆と一緒に練習しましょうよ」となだめたりすかしたりしていたようだが、C子さんは頑として拒否。「ショーの30分前に行くから立ち位置だけ教えてくれれば言いのよっ!」ってな感じだったらしい。 あまりにも心配そうなR子さんの様子に、何を勘違いしたのかこの怠け者C子、R子さんとのちょっとした口論の後ホテルに戻ってきて、風邪をひいているK子さんに「R子はうまくいくか自信がなくて踊りたくないみたい。ね、一緒に踊りましょうよ」と持ちかけちゃった。。 風邪引いているのを口実に、直りかけててもクラスにまったく出でてこなかったこれまた超怠け者で目立ちたがりのK子さん、R子さんがきちんとリハーサルに出ている隙に、ちゃっかりドレスの準備をして(風邪引いてても、ドレスは(やっぱり)「まさかの為に」持ってきていたらしい)すっかりC子さんと2人で踊る密談が成立。 リハーサル参加も拒否、先生の許可もなく勝手にパートナーを変える相談。。。外人のやることは、考えられへん!!! 結局、R子さんが毅然とした態度で出演を主張。C子さんと見事にセビリャーナスを踊りきった。 余りものになった格好のK子さんは、当日ちゃっかりパートナーを見つけて、持参のドレスでドレスアップ、先生の決めた立ち位置を無視してステージの真ん中で堂々のダンス。大柄な彼女のせいで十分なスペースがなくなっちゃった廻りの人は手も思うように伸ばせず、ちょっと見かけの悪いパフォーマンスとなりましたとさ。 あー、大嫌いだ、この手のイギリス人とドイツ人。 さて、ここで問題です。R子さん、K子さん、C子さん、それぞれどこの国の出身でしょう?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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