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テーマ:ヨーロッパ旅行(4205)
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![]() 失業中でそんな事やってる場合でもなかったが、行ってきましたヘレス・フラメンコ フェスティバル。 持ってる過去のパンフなんかをチェックしてみると、私は2005年くらいから毎年参加していて、なんと今年で5回目。 自分でもよく続いたなと感心する一方、フラメンコ・コースの参加費用は年々上がり続ける一方で、しかもイギリスポンドは超安値の現在。(1ポンド=1ユーロという体たらく)。「好きなフラメンコを楽しみにちょっと1週間の骨休め」から、すっかり「お高い休暇」的な位置付けになってしまった。はやくイギリス経済に立ち直っていただかないと、趣味にも没頭できない。 ![]() ま、そんなことはともかく、暗いイギリスの冬からの一時逃避の目的もあってこの時期毎年訪れるヘレス。空港に降り立って、地中海性の木が放つ濃い香りに包まれると、あー、やっぱり来てよかったといつも思う。 今年はなんだか寒暖の差が激しく、平均気温16度でありながらも、天気が良くて20度近くまで気温が上がったかと思えば、雨が降ると凍えそうなほど冷え込んだり。現地で風邪をひいた人も多かったのでは。 ![]() 普段は滅多に会わないもののヘレスでは毎年1週間みっちり一緒に過ごすミンナちゃん、それからマミーニャちゃんをはじめとした日本からの常連の皆さんも含め、いろいろな出会いがあってとても楽しかった。しかしポンド安のせいか、イギリスからの参加者は少なかったなあ。 フラメンココースを取ると自動的についてくる毎晩の劇場でのパフォーマンス。 今年は、 Juan Diedo, Angel Munoz and Adela Campallo Compania de Danza Espanola Aida Gomez Compania Maria Pages Compania Javier Baron Fuentasta - La Moneta Isabel Bayon Compania Flamenca といった顔ぶれだった。 ![]() 数回ワークショップでご指導いただいたAngel Munozも、今年は夜中の教会ではなくメインの劇場での公演。共演のAdela Campalloが相変わらずのキレの良さで凄かった。女性ダンサーではMercedes Ruizの次に好きかも。 それから圧巻のパフォーマンスで、次の日の新聞でも大絶賛されたJavier Bayon。彼のステージ見たのは初めてではないかも知れないが、いやあ、1時間半ぶっ通しで踊り続けるあの体力と迫力。男性ダンサーとしては、ここ数年で1番好きだった。(これまでの一番は数年前にヘレスで観たJuaquin Gurilo(左の写真)。 去年だかおととしだかまで、ほとんどのフラメンコダンサーがフィルムを使って映像とのコラボを試みたり、必要ないのにステージ上で着替えるところを見せたり、訳のわからん音楽に合わせて踊ったりと、奇をてらった演出が多かったが、たまたま偶然かもしれないが、今年は伝統的フラメンコへの立ち返りの傾向があるような気がする。個人的には嬉しい風潮。 ![]() そしてすべてをかっさらって行ってしまったのが私のヘレス最終日、Isabel Baronのステージにゲストとして出演したMatilda Coral。(ピンぼけだが上の写真)。ずっしりした踊りで物凄い迫力。ああいうのをアイレっていうんだろうなと思った。 ![]() あー、また行きたいな、ヘレス。自分が不安定な状況にあるので、最後の日なんか「もうこれで最後かも」とばかりに街を歩きまわった。 さてさて来年はどんな状況になっているやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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