|
テーマ:たわごと(26612)
カテゴリ:カテゴリ未分類
失業生活はや丸4ヶ月。ここまできて国からまだ住宅費の補助がでません。 知人数人の話によると、イギリスは失業者やシングルマザーに対する保護が手厚いとの噂だったのですが。まあ即飢え死にの危険性がない外国人は後回しにされるんでしょう。数週間に1回手紙が来ては、やれあの書類持って来い、この証明持って来いと、払う気がまったく感じられません。 こちらとしても、ここは縁もゆかりもないよそ様のお国。これまで納税してきた分は取り返してやるっみたいな強気には出にくいですな。 とまあそんな事情で、数週間に一度、要求された資料を届けに住民税のオフィスに行きます。 ここの職員も御多分に漏れず、ミスが多いです。分業が徹底している為、書類を受け付ける人は、コピーを取って受領証を書くのみ。これで必要なものが揃ったかなんて確認してくれません。確認してくれと頼んでも、チェックは拒否されます。 で、数週間経って、明らかに書類の廻し忘れ、前渡したのと同じような証明書を持って来いと手紙が来る、この繰り返しです、はい。 そんな住民税オフィス、受け付けの順番待ちをしていると、毎回いろんなドラマが展開されています。 先日は、地声がとても大きい西アジア(インド・パキ系)もしくはカリブ系と思われるご婦人。 お金がなくて住民税が払えず、遂にガサ入れにあったらしい。 人の好い係員につけこんで、ガサ入れ本部(と想像)かなんか数箇所に電話を掛けさせ、その間、自分は椅子に踏ん反りかえって高見の見物。 係員も、ヘタすると人権問題になるのを恐れてか、我慢強く対応しておりました。大変な仕事。 つたない英語で「金がない」、「3ヵ月後にお金が入ってくるからその時に払う」と大声で宣言しておられましたです、はい。 このテの方にふさわしく、帰りは警備員にも大声でひと言。 こういう恥じも外聞もない人、怖いです。 ついこの間は、民族衣装を着たこれまた西アジア系の中年男性。生真面目そうな女性の係官を相手に何か延々交渉中。会話の声が小さかったので最初は私もこのドラマに気付かなかったのですが、係員が「言葉遣いに気をつけてください。私はあなたをサポートする為にここにいるのです。これ以上、失礼なことを言うなら相談には乗れませんよ」という声で、つい振り向いてしまいました。 そのうち男性係員が助けに来て、警備員も集まってくるという展開。聞くとこの方、2005年から4年近く住民税を払っておられないとか。(多分)公営住宅に当たって引っ越してから、他の人にすぐその場所を譲ったから(最近またそこに戻ってきたらしい)、その間の住民税に関して自分に支払い義務はないというのが彼の主張。 それを証明する書類を持って来いという係員に向かって、「%○○?%%*XX☆%!」とついには自分の国の言葉で話し始める始末。係員も最初は「英語で喋ってください」と言っていましたが、そのうち我慢できずに自分も「%○○?%%*XX☆%!」。なんだ、同じ国出身じゃんと思いましたです。 これまた人権問題に発展するのを恐れたこの係員、ひと言と言うたびに「Sir」とつけておられましたね。Sirなんて、相手は貴族かっ!と突っ込みたくなりました。 こういう人がどこにいるか判らないので、やっぱり怖いです、外国暮らし。 日本だったら、人にもよるかも知れないけど、とりあえずバイト増やして払おうとするものじゃないでしょうかね。それか少なくとも、「すみません、払えません。」って言いますよね。 車を運転していても、何が面白くないのか「さあ、轢いてください」と言わんばかりに前を横切ってくる捨て鉢な人の多いこと。 そういう何考えているのか全く判らない人達と場所を共有していることの恐怖を時々感じます。 日本は日本で、違う意味で怖い人がたくさん増えているのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|