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豚インフルエンザ、イギリスで急速に拡大中らしい。 感染者数はカナダに並んで世界第3位。(1位と2位は、アメリカとメキシコ。どっちが1位だったかは忘れた)。 現在の患者数は9000人を超え、毎日新規感染者は倍々で増えつづけているとのこと。このまま行くと、8月末には1日に10万人の新規感染が確認されるペースらしい。 この状況を受けて、イギリスの国民健康センターは、感染拡大防止は不可能、とあっさり判断。新規感染者の確認を止めて、既存患者の治療に専念するべく対応を変更。 この対応変更に関する発表。いろいろとニュースを見てみたが、状況の変化と実際の今後の対応の関連性が、私にはイマイチ理解不能。ジンガイのロジックにはついていけない。 結局、「もしかして豚インフルにかかったかも」って人は、相変わらず近所の町医者に連絡してとりあえず自宅にこもる。薬は貰えるらしい(医師の自由裁量導入)が、豚インフルかどうかのテストは行われない為、「ただのインフルエンザじゃない?」と言われた患者は、お出掛け自由ってことになる。 そりゃあ広まるでしょう。 先日行ったフラメンコのクラスで、先生が「うちの子の学校が閉鎖になった」と発表。先生の真ん前でそれまで嬉しそうに練習していた生徒はこれを聞いてそそくさと場所を移動していたが、このニュースに生徒一同、「えーっ!」。もう流行は終わったかと思っていたくらいの勢い。 ニュースを見ていると、国民の80%が豚インフルを脅威と感じていないとか。 何事にも大騒ぎをしないことを美徳としている節のあるイギリス人、よく言えば、落ち着き過ぎ。 悪く言えば、ぼんやりし過ぎ。 GP(近所の町医者)の間でも、患者と直接接触しなければならない「インフルエンザ担当責任者」を決める際には大モメになるケースもあるとか。自身の感染の可能性が高くなる仕事は引き受けられないというのがその理由のよう。仕事のなすりあい。「子供のいない独身者が担当になるべき」や、「じゃ、公平にくじ引きで決めましょう」なんて解決策も出ている始末らしい。 イギリスは屋内禁煙の国であるが、知り合いの話によると、この制度の出発点はもともと、レストランやパブで働く非喫煙者の健康を守るのが目的だったと言う。 豚インフルの対応でも、自分や家族の健康を最優先するのは当然という大義名分は簡単に成り立つ。(そんなお医者ばかりではありませんが。ちなみに) 何が良くて何が悪いのかは別として、感染拡大必至。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月12日 00時45分50秒
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