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テーマ:仕事しごとシゴト(23668)
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イギリスでは、ほとんどの事が経験のあるなしで片付けられてしまいます。
例えば、とんでもないミスをしでかした人がいても、対応する側の決まり文句としてはまず、「トレーニングを行うので、今後このようなミスは発生しないでしょう」と。 そんな訳あるかいっ。(笑) 決して本人がアホであるとか、他の事情で注意力散漫だったとかいう話にはなりません。労働環境が普通で、トレーニングさえすれば、すべての人が同じレベルで作業が行えるという考え方です。 そういう環境に長く居る私としては、立場上もあって、まあ、人に関する「できる、できない」については日頃いろいろと思うところはあるにせよ、迂闊に会話に持ち出すことはできません。私は日本人、相手は大抵イギリス人ですし。 先日、同じ部署のアメリカ人と電話で話をしていたとき、その人がやたら「He is able」なんちゃらと、やたら「be able to」を使うんですね。学校では「be able to」と言えば「can」と同じと習いましたが、私としては、能力=abilityのニュアンスが入っているので、人を評価する時などイギリスでは怖ろしくて(その人自体を、自分が「神様」でも無いのに判断、もしくは全否定しているような感覚が…)、使っていませんでした。 で、そのアメリカ人の余りにも煩雑なbe able to使用にちょっとカチンときて、「悪いけど、あたしゃあ、能力の話をしているのではなく経験の話をしてるんですがね」と言い返しました。 ちょっとイギリスぶってみた訳です。 言い返してみたものの、羨ましいなあ、自由の国アメリカ。 私もいつか、思いっきり、「でも、結局できないでしょう」って言いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月30日 07時04分05秒
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