古代のロマンをたずねて

2005/05/28(土)11:59

見られながらやる将軍の…。

マリアちゃんのブログはちょっと固くて読みにくいのといわれたことがあります。 自分の好きなことをいろいろ書いていてついつい、熱くなりすぎてしまい反省することがあります。 後で読み返しても、あんまり面白くないかもと思うことも結構あります。(涙) そこで、今日はちょっと柔らかい話題を。   【見られながらやる将軍の…。】 女の国江戸城大奥に出入りできる男性は、将軍一人だけ。 男性にとってはうらやましい話ですね。 しかし、肝心のことは大変窮屈なものでした。 その夜、指名された女性は、入浴して身を清め、下着無しで白い小袖を着る。 紐は締めず、髪はほどいて櫛で巻き上げ、寝床でも老女から身体検査を受ける。 凶器を隠し持っていないことを確かめられると、将軍のおなりになるのだが、二人っきりで楽しめるわけではない。 同じ部屋には御添寝(オソイネ)、御坊主(オボウズ)と呼ばれる二人がいてコトの成り行きに耳をすませているし、次の間にも不寝番がひかえていた。 いわば、一晩中覗き見されているのだ。              (「話のタネ本」 樋口静之 より) 図書館で、何の気なしにめくった本にこんなことが書いてありました。 う~ん、それは可哀想ですね。 いくら、防犯のためとはいえ、これなら「人権侵害だ~」と叫びたくなりますよね。 将軍になって何でも自由なのかと思えば意外に、不自由なのですね。 ファーストレディともあろう人が、毎晩身体検査ですか。 結婚自体が政略結婚が殆ど。 大恋愛であったとしても一夫多妻なので、心中複雑だったでしょうね。 この話は江戸時代という設定になっていますが、そういえば古代の大王なんかもそれに近いものがあったのかもしれません。 建物は今と違って、本当に簡単なものであったと思われます。 中大兄皇子や大海人皇子も誰かと人に聞かれたくない話をする時はよく、散歩に出かけています。 家の中では小声で話をしても筒抜けに聞こえてしまうのでしょうね。 夜なんかも、一晩中起きて護衛をしている人が隣とかにの部屋に何人もいたはず、そういう環境だったのですよね。 いや~、時代によって常識は違うとはいえ、現代に生きる私たちには理解しがたいものがありますよね。 生きていく上で最も大切にしたいもの。 大事にしたいものそれぞれ違うと思いますが、私は自分のパートナーと心から、愛し合い、信頼し合えるのが最も幸せだと考えています。 他人には介入してほしくない部分ってありますよね。 二人でいられるだけで幸せです。 これは、かなりお手軽でリーズナブルで欲がない考えですね。(笑) 皆さんはいかがお考えですか。

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