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NACHIKO HOME

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何とかフリータイム 2日目

始発で日本出国からソウル市内を連れまわされた
長い長い初日が終わり、
今日はツアーの呪縛から逃れたフリーの日。
こちとら子連れでありますゆえ、
あかすりエステもブランドショッピングも無縁でござりまする。

その母子二人組の一番したい事といえば

「韓国語で韓国の人と話してみよう!」

という企画。


ミョンドンあたりの都心や免税店は
若い人でも殆ど日本語が通じます。
(お年寄りが日本語を話せるのは周知の事実ですが)

しかし、少し離れたデパートやショッピングセンターでは
日本語は殆ど通じません。
私達が日本人だと知ると
おばちゃんたちは慌てて

「○×く~ん!アンタ日本語わかるやろ?
ちょっと来てよ~」

「え?僕ッスか?いや、僕もわかりませんって」

「でもアンタ学生やんか、私もう無理!
アンタちょっと頼むわ」
みたいなノリです。

コレ幸い、とマリ、
韓国語会話をカタカナで書いておいた
小さなメモ帳を持って、体当たりでゴー♪
「チョギヨー(あの~)」と話しかけて行きます。
知らない国の大人相手に、なかなか勇気があります。

「ケロロ ウル アセヨ?インキ イソヨ?
(ケロロ軍曹を知ってる?人気がありますか?)」


「チェクパン イ オディエヨ?
(本屋はどこですか?)」

などなど。
そして、
〆は必ず「カムサハンニダ♪」


ところで、
韓国の人は化粧がとても濃いです。
アイシャドウも塗れば塗るほど
綺麗だと思っている節があるようで
まぶたは虹色、孔雀のごとく。

今、韓国はバブル経済の真っ最中。
そのせいか、バブル当初の日本のメイクに似ています。
太い眉毛、濃いアイシャドウ、W浅野のような
ワンレンストレートロングに
派手なバレッタという組み合わせを多数目撃しました。
それを見て私も楽しくなって
ちょっとでも韓国人に見えるかと思い、
かなり派手な化粧と
横長のメガネ(これも韓国人の必須アイテム)
で挑んでみました。

その甲斐あってか、
話しかけられるのは殆どが
「アジュンマ(奥さん)○△■×~~~」と韓国語。
大成功です♪

しかし日本人と韓国人、決定的な差は

「肌の美しさとスタイルの良さ」

これはもう思い切り完敗。
肌はよだれが出るほど美しい。
それに太っている人が全くいない。
冗談抜きでこれはビタミンc豊富な
発酵食品、キムチのなせる業です。

キムチは食事の際、必ず出てきます。
たとえカレーでも、隣にキムチ。
毎回の食事にこういったお惣菜が普通に出ます。
それも無料。
キムチ

韓国の子は0歳からキムチを食べるそうです。
0歳から1歳くらいは洗って、
3歳になると、洗わず普通に食べるのが当たり前とか。


このキムチに相当する日本の副食を考えてみました。

お味噌汁?
いや、お味噌汁は
外食した際も必ず付くとは言えない。

納豆?
関西人は納豆嫌いで有名。
全国民が必ず食べる食べ物とは言いがたい。


結論。

韓国人にとってのキムチは
日本人にとっての「お茶」

そう、お茶の感覚なんです。

赤ちゃんから飲む、みんな飲む、普通に飲む。
麦茶が好き、緑茶が嫌い、などの好みはあれど、
食事の際にお茶を出されて
「あ、私、お茶嫌いなんです」という人は
多分いない。



話がそれましたが
カタカナハングルが少し通じてきて
気を良くした私達母子、
何かあるたびに
釣り目でスリム体型のマリを
「うちの娘は韓国人に見えるか?」と
聞きまくりました。

八割の人が
「見える」(ってかマリに韓国語で話しかけてる時点で
そう見えている)

残りの人が
「お母さん(私)と一緒にいたら日本人だとわかるけど
一人でいたら韓国人に見える」

「いや、日本人だ。日本人は綺麗だから
この子は日本人だ(お世辞)」


ともあれ、
向こうは日本語が出来ない、
こちらも韓国語が出来ない、
これほど面白い事はありません。
ガツガツと体当たりでの身振り手振り会話が
何といっても一番面白いのです。




















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