マリのSOSこんな調子でアン誕生から1年が過ぎたある日、マリが頻繁にトイレに行くようになりました。 靴下が嫌いなので家に帰ると常に裸足。 寒がりなのでトイレの回数も増えたのかな、くらいにしか 思ってなかったのですが、幼稚園の先生から連絡がありました。 1時間に4回もトイレに行って最後は「出ない」と泣いていたそうで・・・ 膀胱炎かと思い、近所の小児科の先生に診てもらいました。 結果、おしっこに細菌は見つからず、どうやら心因性かもしれないと。 膀胱と脳は密接な関係があるらしく、小さい子が妹や弟が出来て またオムツに戻っちゃうことよくあるように、ある程度 大きい子は緊張やストレスが尿意になるらしいのです。 件数は非常に多いと聞きました。 ちょうどアンが活発に歩き始めてからのことだと思います。 「ママまたトイレに行きたくなっちゃった。何でこんなに おしっこ行きたくなるの?」と心配し、最後には夜ベッドに 入って「ママお願い、おしっこ止めて」と泣き出すように なりました。 きっとアンが歩き始め、今までは単なる赤ちゃんにしか 見えなかった妹が自分の地位を脅かすライバルに 見えてきたのかもしれません。歩き始めのアンは 歩くのが新鮮でスーパーでもカートに乗らないと グズり、無理やり抱えての買い物。 同じときに「ママだっこ~」と甘えるマリには 「アンタは歩けるやろ!抱っこは出来ひん!」と 言い放つことも度々ありました。 小さな肩を震わせて泣くマリを見て私も涙が出てきました。 マリは元来いつも明るくしっかり者、怒られても ケロッとしているので私も甘く見ていたのかも知れません。 お姉ちゃんといってもたったの5歳、まだまだ自分だけを 見て欲しい時期なのに・・・・ 2才やそこらでは床にひっくり返って暴れて泣くことも 出来るだろうけどヘタに大きくなっている分、精神的に 参っているんだ・・・ アンの泣きとマリの泣きでは深さが違います。 でも実際泣かれたらうるさいのでつい体はアンのほうに・・ その夜、魔法をかけました。 マリは私が信号の変わる瞬間を言い当てたり(反対側見りゃわかる) 給食の献立を言い当てたり(献立表ある)してから ママは魔法使いだと信じているのです。 泣くマリを抱きしめ、おしっこ大丈夫になりますように、 とその夜は抱っこしながら眠りました。 「魔法かかった?ママありがとう!!!」と安心して眠る 姿を見てまた涙・・・ 心因性頻尿の解決策はただひとつ、ストレスを取り除いて 見守ってやることしかないそうです。 まだまだ症状は続きますが、暖かく見守ってやるつもりです。 それから冬休みをはさみ、2週間がたちました。気付くとトイレの回数が 以前と変わらないくらい少なくなっています。 ジャンル別一覧
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