aromaと日々のつれづれ…

2006/04/30(日)07:36

三上先生の「精油の化学」

Maria's Lilyでのできごと♪(26)

マリアズリリー・オープンセミナー三上先生の『精油の化学』の第一日目 二時間の講義が3コマ!!こんなにみっちり講義を受けるのは何年振りでしょう。。。 でも三上先生って、ほ~んと声にハリがあって大きく、説明もわかりやすので、2時間があっという間に過ぎていってしまいます。 スライドを使った講演ではいっつも睡魔におそわれてる私ですが、昨日の三上先生の講義ではほとんど寝なかった それだけ内容が興味深くて、おもしろかったのです☆ 三上先生は香料業界ご出身の専門家なので、一般のアロマテラピーの本にはのってないような詳しいお話がもりだくさん! 一般のアロマテラピーの本にのっている内容は専門家の目からすると、変な記述も多いらしく、 これは本やインターネットからの情報もきちんと調べないと、うっかりまるごと信用するわけにはいかないな。。。 とちょっと自戒もしました。 そして香料の世界はアロマとは比べ物にならないほど、研究も技術も発展していること、 アロマと同じように化粧品の原料には法律の規制はほとんどないが、 イギリスの研究機関RIFMでは膨大な研究データがあり、そこのガイドラインにのっとった規制が標準的なものとなっていること など、“香り”というものが、私の想像を超えて、かなり化学的に研究されているものだということを知りました。 内容はもりだくさんでしたが、先日、カモミールウォーターのことをブログに書いたトコなので、まずはそれに関連して… ◇ジャーマンカモミールの精油に含まれているカマアズレンは実は花の中には存在せず、    水蒸気蒸留の過程で、マトリシンという物質から変化して生成される。 ◇このカマアズレンには多くの誘導体があり、その仲間はベチバーやパチュリーなどにも存在する。 ◇アズレンは薬品としての研究データが豊富で、かなりの低濃度での有効性が証明されている。 ◇アズレンは胃薬、軟膏、トローチ、点眼薬など医薬品として多く使用されている。 そして一番、目からうろこだったのは。。。 ◇ハーブティとしてカモミールティに期待される抗炎症作用を示す成分は油溶性のカマアズレンではなく、   水溶性のアピゲニンというフラボノイドの一種であるということ。 ジャーマンカモミールといえばカマアズレン⇒抗炎症作用と○○のひとつ覚えだった私には フィトセラピーという分野がとても新鮮で魅力的なものになったのでした 先日のカモミールウォーターをドライアイに使用しているお話ですが、 プラナロム社のカモミールウォーターには精油が微量添加されているので、カマアズレンの作用も期待できるのではないかと 思っています。 もっと詳しいことがわかったら、また日記に書いていきますね(^^)/ さて、今日も朝9:30から講義です!! 楽しみ♪

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