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カテゴリ:精神錯乱・寂時雨
溶け合う二人。
アタシは泣きそうだった。 嬉しくて嬉しくて。 貴方の体温を感じて幸福で満ち溢れたあの日の朝。 今でも忘れて無いよ。 貴方が囁いた言葉も体温も笑顔も全て。 目覚めると隣に貴方が居た。 優しく包んでくれた。 手を繋いで歩く寒い冬空の下。 アタシは幸福な夢を見ている様だった。 「ずっと一緒に居たい」 今思えばそう言ってたのはアタシだけだった。 アタシ達の前には見えない壁が存在してる。 でもね? アタシはその壁をぶち壊して貴方の傍に行ったの。 だからアタシの前にはもうその壁は存在して無い。 でも貴方は違う。 それがどうしようも無く哀しいの。 アタシの心を奪った様に そんな壁ぶち壊して何もかも奪って欲しいのに・・・ 寂しいよ。 隣に貴方が居ないと寂しいよ。 今は夢の中でしか逢えない。 毎日貴方の夢ばかり見るの。 甘い甘い夢。 その甘い夢に涙を流す。 でもその涙を拭ってくれる優しい手は此処に無い。 アタシの右手はどうすれば良いの? 貴方と手を繋いだこの右手をどう埋めれば良いのか教えてよ。 逢いたい。 ずっと傍に・・・ 叶わぬ夢だと諦めるしか無いの? そんなの嫌だよ。 一度味わった幸福と快楽は消せないから。 貴方とずっと一緒に居たい。 アタシの願いはただそれだけ。 ただ・・・それだけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.20 18:58:41
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