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maricobabylon日記

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2007.08.28
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カテゴリ:映画
鎌倉映像フェスティバル
鎌倉をテーマにした短編(10分以内)を公募した映画祭。
応募作品より選ばれた16作品を上映。
なんと講評と審査は大林宣彦監督。しかも入場無料。
なのに、満席じゃない・・・。客席はほとんど関係者・・・。
もったいない・・・。

<印象に残った作品の感想>
*「いきいきシルバー 西御門テニスコートを護る男たち」 渡部勲
テニスコート整備員のドキュメンタリー。すごくそこで働く人々に敬意をはらった
とても優しい目線の映画。朝5時に起きて、毎日テニスコートを整備するなんて
私にはとてもできない仕事だ。このテニスコートはクレイコートだから
かなりケアが必要。砂の撒き方は職人技。整備のクライマックスの
砂で見えなくなった白線の上をほうきではくと、白線が出現していくのが気持ちよい。
作者の方と話したら、とても紳士的な男性。
そのテニスコートの職員さんへの感謝の気持ちをこめて製作されたとのこと。
そして、たまにいる横柄なテニスコート利用客に整備員の苦労を知ってもらえたら
ともおっしゃっていました。
「テニス=紳士」というイメージだけど、全員が紳士じゃわけじゃないことを
なげいていらっしゃった。

*「弾丸ライナー」 梅原翔太
鎌倉のお土産を食べつつリレーする「ゆる系」のお話。
学生のりがよいかんじ。BGMは口。チャーチャチャチャーチャーチャーチャーチャー
っとずっと口ずさんでいるのが、またゆるくてよい。
全国各地の観光名所でシリーズ化してほしい。
ただ、若干画面のゆれが私にはつらい。酔ってしまう。
あと、第一走者は走る前に鳩サブレーを食べていたということだが、
飲み物なしで、鳩サブレーは口の水分をとられて大変だと思った。
鳩サブレーには牛乳があう。(ちなみにサータアンダギーも牛乳があう)

*「實と澄子の夫婦旅 江ノ島・鎌倉編」 渡辺實
夫婦2組の旅模様。
最高!脱帽!ブラボー♪
こんな夫婦になりたいものだ、と思わせるとってもほのぼのなお話。
江ノ島神社の銭洗弁天をトレビの泉に見立てたり、海岸で「我は海の子」を
歌ったり、行動の最後にしばし「イェーイ」と親指をたてたり、
朝風呂でしっかりと歌を歌ったり、
愛すべき大人の姿が溢れてました!
私はこの作品を観客賞に選ぶ。私の親にもビデオを買おうかなぁ。

*「初雪 鎌倉自宅にて」 鈴木美江
70代女性が作った作品。日々、カメラをまわしているということ。
鎌倉の谷戸に降る雪がきれい。そして「ゆーきやコンコン」という
自分で口ずさまれたBGMがかわいい。

*「beautiful day」大橋礼子
少年が、新しいお父さんや環境に出会って成長していく話。
知らない小道やかわいい猫と男の子が良かった。
でも、途中で誘拐しそうになる女の人や怪しいバス停の男の人は
鎌倉にも怪しい人はいるから気をつけましょう、ということなのか?

*「日本侍化計画」斉藤吉彦
スパイが日本に潜入し、密かに進行している日本侍化計画について調査する話。
スタイリッシュで音楽も映像もなかなか。
ただ、スパイがあまりに日本人ぽい。もっとあからさまに欧米人の方が良さそう。

*「クラクラ」 齊藤明日香
鎌倉をコラージュしたビジュアル的なイメージ作。
2分でまとまっててスッキリ。BGMで「カマックラ、クラ、クラ、クラ・・・」と
口ずさんでいるのが、かわいい。

*「鎌倉物語」中村知好
鎌倉の名所を巡りながら、天国に逝った旧友へのメッセージ。
デジタルビデオってすごい!と思わせる映像のきれいさ。
鎌倉の観光案内にそのまま映像を使えそう。
お風呂で湯船につかる友達に、頭からお湯をザバーっと何度もかけて、はしゃぐのが楽しそう。
今度、やってみよう。

*「遷 SEN」 蓮村俊彰
慶応SFCの学生さんの作った「HERO」のようなお話。
主人公がとてもきれい。主人公が踊る姿は「HERO」のチャン・ツィイーを彷彿させる。
この作品もデジタルってすごい!と思わせる。しかもすごく映像にこっていて、
ものすごく時間がかけられている。
このまま、海外の映像祭に出したら、受けが良さそう。

*「僕らの鎌倉探訪」小林聡
ヲタクなかんじの男性2人が鎌倉の大仏を見に行くお話。
個人的にはかなり好きだが、出演者のヲタク具合は、あまり一般受けしなそう・・・。
でも、このヲタクっぽさが、この作品の魅力だし・・・。
世間が彼らを許容する日がくるのを待ちたいものです。
他の観光地バージョンも見たい。そして「勝手に観光協会」に連絡してほしい。
きっとみうらじゅんなら、彼らの面白さがわかるはず。

*「ろっけんろーどを行くよ」 畠山容平
あがた森魚さんの映像。そして、この作品が優秀賞。
この作品の内容のレベルなどはともかく、全然鎌倉じゃない。
鎌倉フェスティバルのHPには「大林監督は古都鎌倉をテーマに今を表現した作品を期待しています。」
とあるのに、全然鎌倉じゃない作品が優秀賞なのは、ちょっとアレって思う。
いくら少し有名な人が出ているからといって、鎌倉を表現していない作品を
選出する主催者の意図がわからない。だいぶガッカリした。

招待作品
「みたらし団子」
高校生がみたらし団子の、だらっと醤油がかかっている現在多くの場所で食べられているものと
昔ながらのたれのかかっていない団子の違いを調査。
白々しい演技がすごく良い。
そして実験番組のようで、とってもわかりやすい。
高校生でこんな風に自分の疑問を映像を使って解決していくってすごい。
 
「高麗の里を訪ねて」
埼玉と韓国がつながりがあるって知らなかった。
高麗のお祭りに行ってみたくなった。

私は短編映像祭(特にアマチュアのもの)は、あまり得意じゃない。
はっきりいって、今回も作品のレベルについては全然期待していなかった。
でも、楽しい作品がいっぱいあった。来て良かった。
いろんな鎌倉を発見できたし、やっぱり鎌倉ってよいなぁと感じられた。
私も来年の最優秀賞を狙って、「鎌倉七福神物語」でも撮影してみようと思う。
全く映像には疎いのでビデオ屋さんのMっつんが手伝ってくれるかなぁ・・・。

とりあえず 009大林監督.jpg
大林監督の講評は、とても温かく、とても映画を愛しているんだなぁと伝わってきて
感動した。
「映画はその撮った人を表す」というのは、本当にその通りで、
午前中に「転校生」で感動した後、大林監督のお話を聞き、さらに映画への理解が
深まった気がする。

ジダンからもらった「大林宣彦の尾道」という本にサインをしていただく。
「映画は穏やかな一日を創る」という素敵な言葉とともに。

今回は僭越ながら、ボランティアにて司会を務めました。
昔は人前で話すことなんて、出来る限り避けてきた私ですが、
人から司会を頼まれるようになったなんて、ありがたいお話です。
そしてとても楽しかった。この楽しさや映画の素晴らしさが来場者に伝わったら
よいなぁと思ったけど、伝わったかしら?

映画魂に火がついてしましました。再熱!なかんじ。
藤沢オデヲン復活させることを企んでみようかと思う。多分。
 



















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最終更新日  2007.10.02 23:49:03
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