■「50代からの超健康革命」から少し■
ナチュラル・ハイジーンの松田麻美子先生は、「50代からの超健康革命」で
お豆の栄養価の事やレシピをたくさん書いてくださってます。
「50代からの超健康革命」の中のごくごく一部、
「★豆類は栄養のパワーハウス!」P.325~引用します。太字もそのままです。
豆類は、ダイズに限らず、どんな豆も、ガンや心臓病、脳卒中、糖尿病、
アルツハイマー病を含老化などを予防・改善するのに役立つ栄養の宝庫です。
肉や魚よりも低脂肪・高タンパクで、植物性の良質なタンパク質が、総コレステロール値、
LDL(悪玉)コレステロール値、中性脂肪値をさげてくれます。
心臓病や脳卒中リスクファクターを減らすのに役立つばかりか、動物性食品には全く含まれていない
食物繊維やイソフラボンを含むフラボノイド類や、レシチン、サポニンが豊富です。
イソフラボン(主にジェネステインとダイゼインなど、体内でファイトエストロゲンに変わる)は、
更年期のほてりの軽減、乳ガンのリスク減、骨粗鬆症の予防などに役立つことは周知のとおりです。
食物繊維が豊富なため、満足感を与えてくれるばかりか、消化がゆっくりなため血糖値を安定させ、
コレステロールを減らし、便秘予防などの効果もあります。
さらにマグネシウム、銅、ビタミンB1、B2、B6、葉酸(327ページ参照)★
など、いずれも組織を健康に保つのに欠かせない栄養が肉や魚よりずっと多く含まれているのです。
特に最近の研究から、心臓病予防には豆類にきわめて豊富に含まれる銅
(アズキはステーキの21倍)の摂取が重要であることが明らかにされています。
色とりどりのいろいろな豆のほうが、ダイズよりももっとすぐれたヘルシー食品であることを知る人は
少ないと思いますので、特に付記しておきます。
ダイズは高タンパクではあるものの、ピーナッツを除くほかのどんな豆よりもずっと高脂肪で、
重量あたりの脂肪が18~20%もあります。
アズキ、インゲンマメ、ピントビーンズ(ブチインゲンマメの1種)、ライママメ、キドニービーンズの場合は
1~1.7%、黒マメは3%と、いずれも非常に低脂肪です。
脂肪対タンパク質の比も、ダイズのおよそ10分の1です。
さらにすごいことには、これらのモザイク模様の豆の外皮には、
ダイズよりも多くの強力なフラボノイド(8種類)が含まれていることです。
フラボノイドは赤いブドウやオレンジ、ピンクグレープフルーツ、イチゴ、
ブルーベリーほかさまざまな果物や野菜に含まれていて、
中高年の人々にとって最大の敵である生活習慣病と闘ってくれるファイトケミカルです。
フラボノイドの含有量は黒マメがダントツ、ついで赤、茶、黄色、白の順です。
これらの豆を1日最低1カップ食べると、肥満や生活習慣病撃退に大いに役立ちます。
アメリカのサラダバーには色とりどりの豆類がサラダ野菜と一緒に並んでいます。
砂糖を加えた甘い煮豆は決してヘルシーな食べ物ではありません。
サラダ野菜やご飯に混ぜたり、あるいはスープやディップ、パテ、ハンバーグにするなどいろいろな
方法で食べてください。
なお、日本の栄養士たちは、「豆はアミノ酸スコアの低い不完全タンパク質で、穀類と組み合わせて
アミノ酸のバランスをとらないと、体内でタンパク質合成に必要なアミノ酸が十分に取れないと
主張していますが、時代遅れもいいとこです。
豆類には(多いか少ないの違いはあるものの)、すべてアミノ酸が含まれています。
私たちの体にはアミノ酸プールというメカニズムがあり、1度にとる食事の中で、アミノ酸量の
少ないものは体内にプールされているものから補われるという仕組みになっています。
1度の食事で豆と穀類を組み合わせるなどして、完全タンパク質の食事を工夫する必要など全くないのです。
なお、豆を発芽させてから利用すれば、過熱する必要がありませんので、
さらに多くの栄養を享受することができます。
もちろん酵素が生きていますので、豆の消化も容易に行われます。
家庭で発芽させやすい豆は、レンズマメ、アズキ、ミドリマメ、ヒヨコマメ、ウズラマメなどです。
「★豆類は栄養のパワーハウス」の引用はこれでおしまいです。
■葉酸について■
前の日記の
★327ページの葉酸についてもここに書きます。
★葉酸はお酒のみの味方です!
葉酸は心臓病や脳梗塞、アルツハイマー病を引き起こす要因となる有害物質ホモシステイン
(タンパク質の有害な代謝副産物)を取り除くのに役立ちます。
またお酒を飲む人たちにとっては、乳ガンや前立腺ガン、大腸ガンの予防のための必須栄養素です。
ワインをグラス半分(アルコール含有量4g)以上飲むと、アルコールがDNAの修復作業を
ブロックしてしまうのですが、葉酸はDNA修復能力を回復させ、ガンを予防するのに役立ってくれるのです。
以上です。
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