2005/07/25(月)07:43
幼稚園って過酷
今日は朝9時から昼の1時まで遊具のペンキ塗り!気温は36度。
遊具全部のペンキ塗りを業者に頼もうと思ったら、何十万かかかるらしい。そんなお金はどこにもないので、自分たち(4人)でやるのみ!である。
さすがに疲れた。熱中症で倒れなかったのが不思議なくらい(^^;)
うちの市だけじゃないと思うけど、幼稚園の夏休みってのは、やたら過酷だ。
ふだん事務や研究に追われて園庭の管理まで手が回らないものだから、夏休みに一気にやろうとする。…で、炎天下の中を、一日中いも畑の草取りだとか、一日中花壇の縁取りレンガの補修だとか、一日中砂場の砂入れだとか、一日中庭木の剪定だとか、一日中木製ハウスのオイルステイン塗りだとか、殺人的なスケジュールを組むことになる。
根が異様にマジメな(?)幼稚園の先生軍団は、こういうときは歯止めがきかないのが恐ろしいところ。「一日で終わらせたいっ!」と思うあまり、脇目もふらずに突っ走る。
長年そういう生活をしてきている職員たちは、「幼稚園の夏休みはそういうものだ」と思っているから何ともないけど、新人の若い用務員さんはすごくびっくりしたらしい(^^;)
ペンキ塗りをしている間はみんな夢中で黙々と塗り続けていたのだけど…。
「あ~っ、暑い!まだちょっと残ってるけど、もういい加減でやめてお昼にしようよ。」と職員室に帰ったら、若い男の用務員さんがフラフラ。
「大丈夫?」
「いや~、なんかクラクラして…。すみません、僕、軟弱なもんで…。」
「…軟弱じゃなくても、ちょっと過酷すぎたよね…ごめんね~。」
この仕事が、そんなにめちゃくちゃ過酷だとも思わない。炎天下の中でも、大工さんは家を建てているし、ペンキ塗ってる人もいる、道路工事している人もいるし、農作業している人もいる。
ただ、「幼稚園」という職場なのにこんなに肉体労働だとは予想していなかっただろうし、こんな重労働やらされるとは思っていなかっただろうなあ…。
「どうする~っ? 彼、来週からもう出勤してこないかもよ~!」
「家に帰ったら、そんな仕事もう辞めなさいってお母さんから言われるかもよ~!」
「登園拒否になったらどうしよう~!」
と、私たち幼稚園の先生軍団はこそこそと心配したのであった。