まりかの保育日記

2005/12/11(日)09:29

「 いないいないばあ」に込められた友情

幼稚園のこと(257)

 今日は朝、お母さんと離れたくなくて泣いたO子ちゃん。  先生に抱っこしてほしがり、しがみついてわあわあ泣いていた。    いつも一緒に遊んでいる女の子が何人も心配して集まってきた。  ハンカチで涙をふいてくれる子あり、とんとんしてくれる子あり、「一緒にあそぼ」と誘ってくれる子あり...。    でも、Oちゃんは一生懸命泣いていて、誰の気遣いもシャットアウト。一心不乱に泣いている。    困った女の子たちの一人が  「いないいない、ばあー」  他の子たちも一緒に  「いないいない、ばあー」  「いっぱいすると、笑うかもしれないね。」  「そうだね、いないいない、ばあー」    もちろん、Oちゃんは見向きもしない。  でも、私は胸があったかくなった。Oちゃんをなぐさめたくて、いろいろやってみて、答えてくれなくても何とかして笑わせようとさらに考えて...なんて優しい子どもたちだろう。大人だったらこんなに素直に表現できるだろうか。自分の善意は通じると信じて疑わないその素直さ。    確かに大人だったら「おせっかいおばさん」になってしまうのかもしれないけど...大人になるにつれ、いつの間にか「おせっかいおばさん性」を失ってしまうのも、寂しいことだよね。

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