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カテゴリ:幼稚園のこと
時々、幼稚園には来たものの、途中で熱が出たりして早退する子がいる。
今日も、Eくんが何となくぐずぐずと元気がないので熱を測ってみると、38度。家に電話してお迎えに来てもらうことにした。 そういう事態は、クラスの子どもたちにとっては「非日常」というか、「事件」というか、珍しいことなので、みんなけっこう興奮気味になる(^^;)。 お母さんと一緒に帰る支度をしているEくんを取り囲み、 「Eくん、おだいじにね!」「はやくよくなってね!」「げんきになったらまたあそぼうね!」「おうちでゆっくりやすんでね!」と口々に叫ぶ。 靴を履いて今しも帰ろうとしてるEくんにいつまでも手を振り、「げんきになったら幼稚園にきてね!」「はやくげんきになってね!」とクラス全員がテラスから呼びかけ続ける。 ほとんど、永の別れをするかのようなイベント状態である(^^;) あまりの送別ぶりに、うれしいやら照れるやらのEくんとお母さん、「ありがとう、ありがとう、早く元気になるからね、また遊ぼうね、ありがとう~。」といつまでも振り向きながら答えて、なかなか帰れない始末(^^;)。 でもそんな3歳児ちゃんたちも、入園した頃は、さようならのあいさつといえば「バイバイ」しか知らなかった。具合が悪くなって帰る友達にも「バイバーイ」。お客さんにも「バイバーイ」。 幼稚園生活でいろんなシチュエーションを経験し、「お大事に」だとか「ありがとうございました」だとか「よいお年を」だとか、その場に応じたあいさつができるようになってきたなと思う。 でもそういうセリフも、「早くよくなってね」も「ゆっくり休んでね」も、すべて私が言ってきたセリフそのまんま。恐ろしいくらい、子どもたちは先生のすること、言うことをそのまんま真似する。 だから私はほんのちょっとでも、思いやりのないセリフなんか言ってはならない。子どもたちは私の鏡だから...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.17 07:35:31
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