村上龍

KYOKO

これは、主人公のキョウコ(21歳)が、8歳のときにダンスを教えてもらったホセという人物に会いにアメリカへ行くというお話です。キョウコが出会った人たちの視点から描かれている手法がおもしろいです。

キョウコの性格というか、考え方がとても印象的でした。キョウコの「人は目標にたどり着いたら歩くのをやめてしまう。だから常に目標を持たなければならない」みたいな感じの台詞に、何か自分のことを言われているようで、心にしみました。

泣くとまでは行きませんでしたが、切ないお話でした・゜・(つД`)・゜・


共生虫

インターネット、ひきこもり、殺人、といったカテゴリーの小説です。

ちょっとグロイ描写もありまして、感動を誘うような小説ではないなぁと思いました。

ちょっと理解できない部分も多々ありました(´Д`;)


コインロッカー・ベイビーズ

生まれてすぐにコインロッカーに捨てられた、キクとハシという二人の孤児の物語。テーマは"破壊"ですね。

とても長い小説で、読み終わるのに1週間ぐらいかかりました(´Д`;)

序盤は微妙でしたが、中盤~終盤にかけて、結構ハラハラドキドキな場面も多々あり、おもしろかったです(´c_,`)b

理解しづらい心情表現が多いのは、村上龍の特徴ですかね(´Д`;)


昭和歌謡大全集

発作的な馬鹿笑いが共通点の6人の青年と、全員みどりという名前のおばさん6人組、みどり会との殺し合いの小説です。

ところどころ、笑えるところがあります(σ´□`)σ

これも登場人物は基本的に精神病です(´Д`;)

ラストがダイナミックでした(σ´□`)σ


だいじょうぶマイ・フレンド

プールで遊ぶ若者3人の前に、空から降って来た老人。その老人の筋力は並の人間の10000倍で、皮膚は鋼鉄よりも堅く、くしゃみをすると部屋の壁が吹き飛ぶ。

スーパーマンみたいな老人と3人の若者の物語。

これもやっぱり精神病と深く関わるものでした(´Д`;)


限りなく透明に近いブルー

この作品は、第19回群像新人文学賞という賞をとったらしいですが、どうも書いてあることが難解で、読むのが苦しかったです(´Д`)

麻薬づけの青年達のお話・・・なんでしょうが、よく理解できない小説でした・・。場面が転々としすぎて、今誰がどこにいて何をしているのかがよくつかめませんでした。ただ単に俺の読解力不足なのかもしれませんが。。 何回「吐」という文字が出てきたか数え切れません(汗)

正直な感想として、なぜこの作品が文学賞をとれるのかなぁ?といったところです。いや、俺みたいな若僧にはわからない良さがあるのかもしれませんがね・・。


69 sixty nine

映画化されましたね。1969年、高校3年生だった矢崎剣介が主人公の物語。
村上龍にしては珍しく、麻薬も性行為も精神病もなくて、読みやすかったです。笑えるところが多々あって、おもしろかったヽ(´ー`)ノ

主人公やその仲間たちの、とても楽しそうな雰囲気が好きです。
高校をバリケード封鎖したり、体育教師に殴られたり、学校一の美少女と恋愛したり、まさに青春ってカンジでした。

今まで読んだ村上龍作品の中で、ベスト1です(暫定)。


インザ・ミソスープ

20歳の外国人観光客アテンダー、ケンジと、その客フランクが出会う場面から始まる。サスペンス。

ハラハラドキドキで、おもしろかったです(´c_,`)



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