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テーマ:普通に生きない♪(404)
カテゴリ:●美ちゃんダイアリー
(2004年11月21日&22日の日記から続いています)
小腹がすいたので急ごしらえでヤキソバを作り、日当たりの良い縁側に陣取るボク達。 庭に向かいながら縁側の濡れ縁に座って、二人並んでヤキソバを食べています。 「日向ぼっこしながら食べるのも乙なものでしょ?」 『はい、いいですよね。でも、日当たりが最高な家の作りですねぇ。』 「はっくしゅん!」 太陽を見たらクシャミをしてしまったボク。 『ヒロさん、クシャミでヤキソバを吹き飛ばしちゃいましたよぉ。』 クシャミをした勢いで口からヤキソバを吹いてしまったボク。 手際良くボクの足に舞い落ちたヤキソバを拭きとってくれる●美ちゃん。 流石、手際の良さに定評のあるナースで、仕事では介護も手際が良いと定評のある●美ちゃん。 普通の娘さんだったら恥ずかしい気持ちが最前面に出てしまうもの。 幾ら仲良しとはいえ、他人の男の腹やら脚などに手を差し伸べる事に躊躇するものですよ。 ところが、躊躇することなくボクの腹やら脚やらを優しく撫でるように拭いている●美ちゃん。 仕事柄、性別年齢に関係なく看護や介護を日常業務としている●美ちゃん。 まるで恋人に触れるような優しさと雰囲気などという錯覚に陥るボクです。 「これだから、世の男達はナースに憧れるのだろうか?」なんて思わず考えるボク。 『ヒロさん? ボーっとあたしを見つめてどうしたんですかぁ?』 「あ、御免。●美ちゃんの彼氏は幸せだなと物思いにふけながら見つめてしまったよ。」 『幸せじゃないですよぉ・・・・・』 そう言うと、突然に脚を拭く手が止まってしまう●美ちゃんは独り言の様に続けて・・・ 『だって、急に居なくなっちゃいましたしぃ・・・・』 その言葉を聞いた瞬間、数年前の奈菜ちゃんを思い出すボク。 空き巣に入られて金品を根こそぎ盗られた時の奈菜ちゃんを思い出すボク。 「もしかして、今日の一件、彼氏に原因があるのかな?」 『はい・・・・・』 それから二、三時間、●美ちゃんから今回の借金申し入れの経緯を全て語られ聞かされたボク。 要は、●美ちゃんが借りるアパートで半同棲状態だったのだが、彼氏が金を持ったまま行方不明になった。 ●美ちゃんの銀行口座から預金を全部引き出していたこと。 ●美ちゃんの銀行カードはキャッシュとローンが合わさったカードだったこと。 キャッシュだけでなくローンの方からも貸付限度枠限界まで引き出されてしまったこと。 しかも、クレジットカードも貸付枠限界まで使われていたこと等々・・・・・。 「●美ちゃん? 今日貸してあげた金額だけでは足りないじゃない。」 『はい・・・・・』 二十歳そこそこの娘さんには抱えきれない金額を引き出して逃亡してしまった彼氏。 そんな彼氏でも好きだから、愛しているから警察沙汰にしたくないと言い張る●美ちゃん。 ●美ちゃんのご両親は離婚していて、両親ともを嫌っている●美ちゃん・・・。 自分達の好き勝手ばかりしていて●美ちゃんのことも考えずに離婚してしまった両親。 離婚してしまったと思ったら既に新しい家庭を個々に、勝手に築いているという話で・・・。 だから、両親にも何も相談していないとのことを聞かされ驚くばかりのボク。 そんなこんなで“姐さん”と慕っていてる奈菜ちゃんへ“イの一番”に相談したとのことでした。 『もう、どうしたらいいのか分かんないですぅ・・・・・。』 今回の経緯を説明しながら大粒の涙をポロポロ流す●美ちゃん。 涙も流れる訳です。いや、流れなかったらどうかしています。 「とりあえず、我が家に来なさい。」 『え? あたし、ヒロさんの御自宅に今居ますけど?』 「そうじゃなくて、ボクの家の二階に空き部屋があるから、今すぐにでも引っ越してきなさい。」 『・・・・・。』 目が点になったままポカンと口を開いてボクを見つめる●美ちゃん。 「そんな大きな負債を抱えたまま一人暮らしをしていたら、5年以上も返済で時間が過ぎてしまうよ。」 『・・・・・。』 その言葉にボクを見つめていた顔を床に向けて俯いてしまう●美ちゃん。 「うちで遊んでいる部屋があるから、その部屋を自由に使って良いから、うちに来なさい。」 上目遣いにボクの顔を不思議そうに見る●美ちゃん。 「余計なことは考えなくて良いから。」 『余計なことって・・・・・』 相変わらず不思議そうな顔でボクを見る●美ちゃん。 「どうして家族でも親戚でもない他人の自分に“そんな話”を持ちかけるのかということだよ。」 『でも、そんな・・・・何だか・・・・・』 「何だか悪い? そんな余計なことも考えなくて良いよ。で、いつ引越ししようか?」 『え? あの・・・・・』 「今から、一緒に奈菜ちゃんに会いに行こうか。それで、今の話をしてこようね。」 善は急げということで、さっそく奈菜ちゃんが入院する病院へ向かうボク達でした。 (つづく) ========================= 【日記第二部】 ココから手前まりんぱ日記です。 ↓ ↓ ↓ ------------------------- 電波系やっほー ■■集合的無意識■■ 【ナナ】 突然ですが、「集合的無意識」って知ってる人ぉー? 【●ジ】 ユングの学説だろ? 知ってるぜ。 【ヒロ】 ユングはフロイトと同じく有名人だからねw 【ナホ】 うわ。。。知らないの、わたしだけだわ。。。 【ナナ】 菜穂ちゃん大丈夫よ。今からジャカスカとユングの話どんどこしょだから♪ 【●ジ】 奈菜ちゃんよぉ、『ジャカスカどんどこしょ』ってよぉーw (爆笑中) 【ナホ】 お姉ちゃん? 集合的無意識って? 【ナナ】 潜在意識っていうのが人類に共通するものという事で、一個人だけのものじゃないって事よ。 個人の潜在意識は個人のものだけど、人類に共通する潜在意識が存在するという事。 でね、その人類に共通する潜在意識から色々なデータを貰っているという学説なのよ。 【ナホ】 何だか宗教的に聞こえるんだけど? 【ナナ】 あのねw 世界的に認められた心理学の分野の学説よ、これw 魔法とかオカルトじゃないのよ。科学的な学説で、世界中で認められている学説なのよw 【ナホ】 へぇー☆ そうなのね。。。知らなかったわ☆ 【●ジ】 カール・グスタフ・ユングという人の学説は、神経生理学でも習うものだぜ。 【ナホ】 神経生理学っていうのも初めて聞いたわ☆ 【●ジ】 そりゃまぁ、医者やら博士号持ってるような人種じゃなきゃ知らない言葉かもなw 【ナナ】 それはオーバーよw アチキはタダの町人だけど知ってるもんw 【●ジ】 ブラックデビルかよw (俺たち・ひょうきん族というTV番組を知らないと笑えません) 【ヒロ】 何をおっしゃいますお奉行様。あっしは見ての通り、ただの町人ですぜ♪ 【●ジ】 先輩w 明石屋さんまの物真似ウマイっすねぇーw (爆笑中) 【四人】 wwwww ←(ヒロ君・●ジ君・菜穂ちゃん・アチキ四人で爆笑中) (・・中略・・) 【ナナ】 まぁ、何にせよ、心理学では常識よ。 【●ジ】 大脳生理学やら神経生理学でも常識だぜ。 【ヒロ】 ボクは行動科学だけれど、そこでも常識だよ。 【ナホ】 へぇー☆(Maxへぇ) そんなに凄い学説だったんですね☆ ========== ■■フロイトに真っ向から対立する学説です■■ 【ナナ】 そりゃもぉ、凄いなんてもんじゃないわよw だってね、フロイトの学説を思い切り否定した学説がユング心理学だもの。 分かり易く言えばね、フロイトが言う潜在意識はローカルな状態のパソコンなのよ。 でね、ユングの言う集合的無意識はネットワークに繋がったパソコンなのよ。 【●ジ】 奈菜ちゃん、流石だぜ♪ その表現メチャ分かり易いなぁー♪ 【ナホ】 えっとぉー??? 全然分かんないけど??? 【ヒロ】 つまり、潜在意識が個々人の頭の中だけで誰とも繋がっていないというのがフロイト。 それで、潜在意識が何らかの形で全ての人類と繋げられるというのがユング。 【ナホ】 あ♪ 何となく分かったような気がします♪ 【ナナ】 ヒロくんが言った『繋げられる』というのがミソよ。 意識して繋げる訓練をしないと繋げられないモノだからねw 【ナホ】 へぇー☆ 無条件で繋がるものでも無いのね☆ ========== ■■電波系■■ 【●ジ】 一時期「電波系」なんて言葉が流行ったじゃん? 【ナホ】 電波系って、白装束を着ちゃった怪しい宗教だかなんだかの集団でしょ? 【●ジ】 そうそう、それだぜw 電波系という言葉が流行りだすキッカケを作った集団だな、それw 【ナナ】 でも、電波系の人々を見て笑っていた人ばかりだったわよねw 【ヒロ】 ユングの学説を知っていれば、「何を今更」って思うはずなのだけれどねw 【●ジ】 そうっすよねw 100年前からユングが電波系みたいな学説を出してた訳だしw 【ナナ】 電波系の白装束がやってたことは、百歩譲っても怪しいけどねぇーw (爆笑中) 【ヒロ】 まぁ、そうだけれどw しかし、その根拠となる学説は20世紀初頭からあったわけだよ。 【●ジ】 それがユングの集合的潜在意識という科学的に根拠のある学説っすもんねw 【ナホ】 えっとぉ??? 個人の潜在意識が電波で世界中の人と交信しているっていうこと??? 【●ジ】 そゆことだぜ、菜穂ちゃん♪ いや、ちょっと待てw 使っているのが「電波」かどうかは分からないぜw (爆笑中) ========== ■■ユングの学説をひとことで言います■■ 【ナナ】 人類共通の記憶の原風景からシンボライズされたイメージを無意識に受け取る。 【●ジ】 良く覚えてるなw それがユングの学説を要約して言ったものだぜ。 【ヒロ】 うん、そうだね♪ 要約し過ぎているきらいもあるけれどねw 【ナホ】 ますます怪しいですね。。。宗教団体の口説き文句みたいだわ。。。 【ナナ】 宗教団体の口説き文句ってw (爆笑中) (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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