アゲハ2008アゲハ2008越冬サナギから羽化した春型のアゲハが飛び始めるのは、4月半ばである。今年もその季節がやって来た。 4月21日 ベランダにアゲハが来ていた。2匹飛んでいたので、オスとメスかと思ったら、両方ともメスだった。なんでわかったかというと、産卵していたから。 ![]() 産卵中の蝶は警戒心が薄い。 ![]() ![]() いっぱい産んでいったようだ。探して数えると先が思いやられるので見ないふり。エサの木は去年より少し大きくなっているが、アオムシ10匹も育ってきたらやっぱり足りないだろう・・・。 4月27日 ![]() 卵はどんどん増える。 4月28日 ![]() 4月29日 ![]() 5月12日 ![]() もうこんなに大きくなっている。4齢。 ![]() 5月15日 去年の9月29日に蛹化した越冬サナギが羽化した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こんな小さなものが8ヶ月近くじっと動かず生きていたなんて不思議だ。 ![]() 今日の幼虫たち。 ![]() アオムシ(5齢幼虫)がわらわらいる。 ![]() 5月20日 いよいよエサがなくなったので、葉っぱ泥棒してきた。 ![]() ペットボトルに枝を挿して、ベランダに置いた。今まで外で育った幼虫は、寄生されているかもしれないし、こんなたくさんサナギになるとき世話するのはごめんだ(^^;)から、室内には入れない。 ![]() 可愛いからほんとは取り込みたかったのだが、わけあって私はこの日から3日ほど留守にしたので、半ばしかたなく放置。 ![]() このアオムシは大きく育っていて、まもなく蛹化しそうだったので、ほとんど葉の残っていないプランターの食草に残した。 帰宅したら、ベランダには夥しい糞が落ちていて、アオムシは1匹もいなくなっていた。天敵に食われた可能性もあるが、蛹化したものもいただろう。 5月24日 アゲハの仲間の幼虫は、臭角を持っている。ふだんは背中に収納していて、驚いたときにニュッと出す。名前のとおり臭い角である。リンゴとミカンを混ぜて刺激的にしたような臭いとでもいうのか、ツンとくる臭いだ。 この臭角、何の役に立つのかわからない。敵を撃退するためにあるのだろうと思われるが、実際撃退できるのかどうか謎である。アシナガバチには全然効かないようだし。鳥は臭いをいやがるのかもしれないと思っていたが・・・。 室内にいたら、なんか「アオムシ臭い」と感じた。ベランダのプランターに、若齢から5齢までたくさんの幼虫がいる。だれか角出してるな。サッシは閉めてあって、上部の小さな窓だけ開けてある。そこから臭いが入ってきているのだが、けっこう強い。何かあったのかと思って見たら、鳥がアオムシをついばんでいた。カーテンを開けたら、鳥は驚いて庭の木に飛んで行ったが、アオムシはくわえたままだった。 食われたか・・・。臭角は鳥にも効かないようだ。ほんとに何の役に立つのか、謎は深まった。 5月29日 また幼虫が大きくなってきたので、エサを取ってきた。 ![]() アオムシ8匹と若齢幼虫3匹ぐらい。 翌日、驚愕の事態が!! アオムシは全部天敵に食われてしまった。たぶん鳥だと思う。アシナガバチの可能性もある。 なんと、アオムシだけ食べられて、鳥の糞みたいな3~4齢幼虫は無事だった。そのやり口が鳥だと思うんだよね。やつらは若齢幼虫は食わない。鳥の糞みたいな外見だから鳥には食われないという、冗談みたいな事実だ。アオムシになったとたんに、待っていたように食いに来る。 枝を挿してあるボトルの水を替えたついでに、なんとなく残った若齢幼虫は室内飼いになった。 6月1日 ベランダのサッシの枠の上、壁が5cmほどひさしのようになっているところに、アゲハのサナギがついている。 ![]() いつからいるのか不明。ゴミのようについているのは、蛹化したときに脱いだ幼虫の皮。 プランターで育ったものに間違いない。寄生もされていない。いつ羽化するのだろう。 6月6日 昨日、サナギの色が変わってきたので、今朝は早起きして様子を見ていた。 8時ごろに羽化した。 ![]() ![]() あの位置なら鳥に食われることもないだろうけど、なんとなく心配なので室内に入れてアオスジアゲハのエサに止まらせた。 ![]() いつ見ても、鱗粉でできた翅の模様には感嘆する。 ![]() たまにはこんな部分も。アゲハの腹の先、すなわちお尻。 ジャンル別一覧
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