迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★
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全13件 (13件中 1-13件目)
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Dさんが、40年間ではじめて聞いたという単語を教えてくれた。hirsutely副詞である。しかし、辞書には副詞形は載っていないし、パソコンは赤い波線を引きやがるし、おそらくその単語を使った人の洒落なんだろう。hirsute形容詞。毛深い、多毛の、刈り込まない、髪/ひげがぼうぼうの・・・なにこれ、私が好きなもの?つまり、副詞形は、「(刈り込むか剃るのが望ましいのに)毛を伸ばしたままで」という意味である。ちなみにhirsutulousパソコンはこの単語を知らないようだが、辞書に載っている。形容詞。細毛でおおわれた;やや毛深いうっさうさうさ~♪・・・じゃないのかな?まあとにかく、ケモノはいいよね、ケモノは(=^-^=)
2010.07.16
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「ねずみ穴」という落語のオチがわからんとDさんが言う。土蔵にネズミに開けられた穴があって、ちゃんと修復しておかなかったために火事のとき土蔵に火が入って、全財産がパー・・・と思ったら夢だった、という話で、落ちが「夢は土蔵の疲れ」。飼い主がわからないものはヒメにわかるわけがない。が、化け猫ヒメは飼い主より外部記憶にアクセスする能力が高いという侮り難い事実がある。(限りなくゼロに近い記憶力を補うために、検索能力が発達したのだという説が有力である。)わかりやすく言えば、「夢は土蔵の疲れ」でぐぐったのである。そうしたら、これは「夢は五臓の疲れ」の地口であると出た。「夢を見るのは、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の疲れが原因であるということ」だそうだ。落語の落ちになるぐらいだから、昔はみんな知っていた慣用句なのだろう。
2010.05.17
ローソンで売ってるウチカフェ・スイーツというシリーズが非常に美味い。食べたことあるのは、プラチナケーキの「ティラミス」と「モンブラン」、プレミアムシリーズの「ロールケーキ」。3個とも驚異の美味しさだ。
2010.04.27
新作ドールのカタログページより。妙なカタカナ表記の商品名には慣れたというか慣らされたと思っているが、これはひどい。「ディセイブル」というカタカナを見て Desirable だと思う人いないだろう。Disable (ディセイブル、またはディゼイブル)のほうがずっと近いな。
2010.03.11
私は日本語のアクセントがわからない。だいたい無アクセントに近い発音で喋っていると思うのだが、アクセントをつけて覚えている単語は、たいていそのアクセントの位置を間違っているようだ。「お正月」は「お」だけ低くて「し」から高くてあと高いところで最後まで平坦に読むそうだ(辞典による)。私は「が」を一番高く、「つ」を低く読んでいた。「こころ」「かがみ」「ことば」などは平坦というか少なくとも最後を下げない読み方が正しいが、私は全部真ん中にアクセントを置いて最後は下げて発音していた。何のお手本もなしに勝手にアクセントを覚えるはずはないのだが、いったい誰が私に膨大な数の間違ったアクセントを教えたのか(笑)、心当たりはまったくない。私が育ったのは日本有数の無アクセント地帯。間違ったも何も、アクセントなどないのだから、誰も私に教えたはずがない。まったく別の地域で生まれ育った父親は国語学者で教師である。母親は、たびたび私の変なアクセントを直しては(なんでこの子はこんなに発音がダメなんだと)嘆いていたから、犯人ではない。むしろそういう両親なのに、私が正しい日本語の発音を覚えなかったということが不思議である。間違って覚えているのみならず、人に指摘されてもなかなか直せない原因は、実際耳で聞いてもよくわからないということにあると思う。Dさんが「橋」と「端」と「箸」の違いはわかるか?と言う。「橋」と「箸」ならわかるが、「橋」と「端」はわからん。ほかにも、これとこれは違うだろうと言われてるそばからわからない場合が多い。聞いてわからないものを自分で使い分けることは、無論不可能である。最近、Dさんが「昇華」のアクセントについて、「学生におかしいと言われた」と言っていた。Dさんは平坦に読んでいるのだが、学生は最初にアクセントを置いているのだそうだ。私も最初にアクセントと覚えていた。昇華という単語が発音されるのを聞いたのは、理科の授業において。すなわち、あの無アクセント地帯にある学校においてである。あてにはならん(笑)。アクセント辞典で調べたら、Dさんが正しかった。その学生、私と出身地が同じなんじゃないの~補足説明すると、あの無アクセント地帯では、センテンスはほとんどアクセントなしに平坦に話されることが多いが、一つの単語を強調したり取り出して説明したりするときには、頭にアクセントを置くことが多い。その単語固有のアクセントという言語感覚はたぶん存在しないので、単に「今強調したいもの」の頭を強く(高く)発音しているのだと思う。
2009.11.23
日々の出来事やらウェブカレやら、数日分たまっているのだが、ちょっとあとまわしにして、今日はちょっとした疑問について書こうと思う。私としては、積年の疑問であり、今だに誰も答えてくれていないことなのだが・・・。前から不思議に思ってはいたが、あまり気にしていなかったことがある。「中央線快速」っていうけど、「各駅」って見たことないんですが?なぜ(各駅がないのに)「快速」というのか、という疑問については、自分なりに説明をつけていた。総武線が止まる駅、すなわち信濃町とか飯田橋とかに止まらないからである、と。別路線と比べて快速というのも変だとは思ったのだが、ほかにいい説明がなかったので。で、「中央線各駅」ってあるの?という疑問は、解決されていなかった。最近、ある理由により、再びこの疑問が頭をもたげてきたので、調べてみることにした。「中央線各駅」で検索すると、ウィキペディアの「中央・総武緩行線」という項目に誘導される。その定義は、>>>中央本線複々線区間における緩行線(三鷹駅 - 御茶ノ水駅)区間、御茶ノ水駅から錦糸町駅までの総武本線(支線)の複線区間、および総武本線複々線区間における緩行線(錦糸町駅 - 千葉駅)区間からなる。なお、中央本線区間のうち、新宿駅 - 代々木駅間は正式には山手線となっている。複々線区間では並行してそれぞれ中央線快速電車、総武線快速電車が走行するが、一部を除き線路別複々線となっており、中央本線区間の早朝・深夜(詳しくは後述)を除き、接続などは考慮されずそれぞれ独立した運行形態となっている。>>>これを読んで、頭の中がラッシュアワーの中央線のように「?」ですし詰め状態になった。なんで御茶ノ水で切れるの?総武本線と総武線って、別モノじゃなかったの?中央本線と中央線が別だということぐらい、私だって知ってるよ、と思っていたが、それも怪しくなってきたぞ??中央線快速電車というのは、いわゆる中央線だと思うが(だからなんで快速なんだよ。知りたいのはそれなのに)、総武線快速電車って何??もうお手上げである。快速と各駅の問題だったのが、総武線と中央線と総武本線と中央本線の問題になってしまった。ちょ、ちょっとタンマ!私の従来の認識では、総武線とは新宿、御茶ノ水、秋葉原を通って、津田沼とか千葉へ行く黄色い電車。各駅停車しか見たことない。西は中野ぐらいまで行くらしい。それより西へ行きたけりゃ中央線に乗るべし。中央線は、東京発で神田、御茶ノ水、新宿、三鷹などを通ってずっと西のほうへ行くオレンジ色の電車。各駅停車が存在するのかは謎。あくまでも私個人の認識だが、この認識で他人と話が食い違ったことはない。たいていの人の認識は私と同じようだろうと思うのだが、それが正しいわけではないのである。ウィキペディアの上記引用箇所より少し後に、こう書いてある。>>中央緩行線で使用されている黄色帯(カナリアイエロー)の電車は、1日1本の中野発三鷹行きを除く全てが総武線と相互直通運転をしており、早朝・深夜以外は東京駅発着の各駅停車が無い。なお、早朝・深夜の東京駅発着各駅停車は、快速線と同一の車両が使われる。一方、「オレンジ色の電車は東京発着の中央線快速」と認識されている。このため、沿線企業による広告などで「総武線飯田橋駅から徒歩10分」「総武線東中野駅からバスで7分」といった記述[1]や、乗り換え検索サイトで三鷹 - 千葉間を総武線と扱う例[2]が見られる。>>>電車の色のことを言ってくれると、少し話がわかってくる。どうやら、電車の色によって「~線」と認識するのが、間違いのもとであるらしい(日常的に人と意思疎通をするためには、むしろその認識のほうが役に立つのだが)。東京から立川や高尾のほうへ行くオレンジ色の電車を「中央線」と呼ぶのは、通称であり、路線名は「中央本線」、同じ路線を黄色い電車も走っている。ウィキペディアの「中央線快速」の項目は、もうちょっとわかりやすい。>>>中央線快速(ちゅうおうせんかいそく)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)管内の中央本線のうち、東京都千代田区の東京駅から東京都八王子市の高尾駅までの快速系電車の運転系統の案内上の呼称である。また路線図などの案内では山梨県大月市の大月駅までとなっているものもある。>>>なるほど、「案内上の呼称」なのだ。で、そろそろ最初の質問に戻っていい?なんで「快速」なの?「各駅」ってあるの?だれも答えてくれない。しょうがないから、なぜ最近このことが再び気になりだしたかということでも書いておこう。最近、中央線(通称)を利用する機会が多くなった。都心からだいぶ離れたところに住んでいるから、できれば特快に乗るほうがいいのだが、快速のほうが本数が多いので、とりあえず来たやつに乗ってしまうことが多い。それで毎回思うのだが、「これのどこが快速だよ?どう見ても各駅じゃん?!」もしかして、新宿と中野の間にある1個か2個の駅を省略するから「快速」なのか?それ変だ。絶対変だ。でも確かに「中野から先は各駅に止まります」と言っている。中野の前は飛ばしてると言いたいわけだよね。たぶん、昔の私の認識である「総武線(通称)が止まる駅に止まらないから快速」なのではないかと思う。私はオレンジ色と黄色の電車は「別路線」だと思っていたが、JR的にはどちらも同一路線を走っているのだから、止まる駅が少ないほうが「快速」なのだろう。それにしても、中野から西のほうがはるかに距離も長いし駅もたくさんあるのに、東のほうで止まらない駅がいくつかあるから「快速」とは、中野より西の人は納得いくのだろうか。私は納得してないよ。快速しか来ないと、「しょうがない、各駅で行こう」と思ってます。
2009.09.25
somebody, someone, anybody, anyone, nobody, no one.なぜno oneは一語でないのか?nooneと書くと、ヌーンと読んでしまうからだ。と、ウチの英語教師が言った。べつに辞書や教科書に書いてあるのではなく、自分で勝手に決めたらしいw。
2009.06.20
die in a ditchという成句がある。「のたれ死にする」という意味。直訳すれば「どぶの中で死ぬ」である。もちろん比ゆ的表現だから、実際にどぶにはまって死ななくても、不遇でまともな死に方をしないという意味である。反対にdie in (one's) bedと言えば、病気や老衰でふつうに死ぬという意味になる。辞書には「((病気・老衰で))畳の上で死ぬ」とある。え、畳の上?!これももちろん言葉のあやだから、病院のベッドで死んでも日本人なら「畳の上で死ぬ」と言わないこともないだろう。でも、英和辞典にこう書いてあると、学生は和訳のときにそのまま書いてしまうことがある。以下は、今思いついた、しかし非常にありうる解答例。「クリストファー・マーロウは畳の上で死ななかった。」当たり前だ。16世紀のイギリス人だものw。(マーロウはシェイクスピアの同時代の劇作家で、居酒屋でのケンカで殺された。)一方、「シェイクスピアは故郷に帰って畳の上で死んだ。」おいおい!ww
2008.02.05
ノエル・カワードのRelative Values第3幕にこんなせりふがある。(日曜の朝、伯爵夫人フェリシティは甥のピーターに、昨夜着いたアメリカ人のドン・ルーカスを教会に案内してあげるように言う。)Felicity: You might show him old Mrs.Dunlop's house while you're at it. It isn't far.Peter: I don't mind the church but I draw the line at old Mrs.Dunlop.Felicity: Oh, she's much better. She's been happy as a sandboy since her husband died.フェリシティがついでにダンロップ夫人の家にも案内してあげなさいと言うと、ピーターは教会はいいけどダンロップ夫人は苦手だと言う。するとフェリシティは、夫人は夫が亡くなってからはとても元気で朗らかだから大丈夫と言う。ダンロップ夫人は物語の筋にあまり関係ない・・・と思う。まだこの先を読んでないのでわからないが。問題は、happy as a sandboyである。辞書を引くと、常にhappy [merry, jolly]as a sandboyの形で使われ、意味は要するに幸せいっぱいということだとある。まあ、あれだ、as poor as a churchmouseの類の成句なんだな。「教会のネズミのように貧乏」の教会のネズミなら何だかわかる---単に教会に住んでいるネズミだ(笑)。しかし、sandboyって何だ?!訳語は「砂売り」である。いったい誰がどこで何のために誰に砂を売るのだ??英英辞典を引いてもわからない。ただ、砂を売り歩く者と書いてあるだけだ。だから誰がどこで・・・(ry私が思い浮かべた(推測した)のは、暖炉やストーブのそばに火を消すために置く砂を売ってるのかと。町中の家で砂を手に入れるには、買うしかないからね。しかし、バケツに砂を入れて置いておくのは日本の小学校のことだったか?英語圏でそんなことするかな・・・?あと考えられるのは、居酒屋などで床にまくという用法。飲み物がこぼれることもあるし、昔の人は骨とか皮とか食べかすを床にポイ捨てしたんだよ。おがくずが使われたが、砂も使えるんじゃないかと・・?英単語ドットコムというサイトには、こんな説明がある。(British) a peddler of sand at a seashore resort; used now only to express great happiness in the expression"happy as a sandboy"海岸のリゾート地で砂を売る行商人?ますますわからないぞ!!なんで海岸でわざわざ砂を売り歩くんだ?誰でも海岸からバケツに入れて持って帰ればいいのに?もしかすると、不純物を取り除いたきれいな砂をビンに入れてお土産として売っているのか?ありそうなことだが、とにかく調べがつかない。**********さらに検索したら、どうにか満足のいく説明を見つけた。http://www.worldwidewords.org/qa/qa-hap2.htmこのページに書いてある説明によれば、砂は需要が大きかったので、現在想像されるほど変わった職業ではなかったそうだ。用途はやはり町中(ロンドンのことが書いてある)の居酒屋や肉屋(屠殺を行なう)で床にまいた。誰だよ海岸のリゾートなんて言ったのは(怒)(いや、海岸のリゾート説も100%否定はできないのだ。別のサイトで、必ずしも受け入れられてはいない説として、海岸保養地ブリストルで、旅館などで使うために砂を取ってくる仕事があったと言っている。)また上記のサイトで述べていることに戻ると、「砂売り」の仕事は重労働で給金は安かった。sandboyたちはハッピーな顔をしていたとは思えないから、happy as a sandboyは最初は皮肉な言い回しだったのだろうということだ。”借金取りのように人情に厚い”みたいな感じ?(だいぶ違う?w)そんな皮肉や笑えそうにない冗談をしつこくくどく繰り返して笑わせてしまうイギリス流ユーモアによって、チャールズ・ディケンズの時代にはすでに「ハッピーな砂売り」はおなじみのキャラクターになっていたようだ(実際の砂売りたちではなく、この言い回しが)。ディケンズのThe Old Curiosity Shop (1841)には、The Jolly Sandboysという居酒屋が出てくる。その看板には、エールを飲んで陽気になっている3人の砂売りが描かれている。(上記サイトの記述より)とにかくこれで、sandboyというのがどんな職業なのかだいたいわかった。また一つ賢くなったね~。( ̄▽ ̄)ノ
2007.03.20
サミュエル・ベケットの作品で『クラップの最後のテープ』という劇がある。69歳のクラップは、毎年誕生日に1年を振り返って自分にとって重大な出来事をテープに録音することを習慣にしている。今までに録音した膨大な数のテープが箱に入っている。今年の分の録音を始める前に、彼は過去のテープを聴いてみる。30年前のテープ。記憶力の衰えたクラップは、30年前に起きた「人生の重大事」を全然覚えていない・・・。という芝居なのだが、初演は1958年。30年前とは、1928年。テープレコーダーあった?いや、冗談です。べつにこの劇の物語内の時代設定が1958年である必要はない(1980年でも2000年でもいいのだ)。私はむしろ、クラップは69歳の誕生日を1958年に迎えたと考えたほうがいいと思うが。観客も知っているように、30年前に家庭用テープレコーダーなんか存在しなかった。それなのに、クラップのテープレコーダーからは現在のものと同様の高音質の音声が流れている--世界は30年間変わっていないかのように。その30年の間に、第二次世界大戦もあったし、1928年に(!)原型が完成されたプラスチック・磁気テープのレコーダーは飛躍的に進歩した、ということも観客は知っている。いや、だからそれはどうでもいいんです。30年という時間が流れたということだけが重要で、それで今は何年とかいうことは、この作品では問題にならないのだ(たぶん。どこかに年代を特定することが書いてあったら、私の考察は前段落に戻る)。で、今日のテーマは『クラップの最後のテープ』の解釈ではなくて、テープレコーダーはいつ発明されていつ普及したか、ということ。以下、WIKIPEDIAの引用。~~~~~~~~~~磁気録音方式自体は1888年にアメリカ人オバリン・スミスが着想し、デンマークの発明家ポールゼン(Valdemal Paulsen 1869年~1942年)が、メディアとしてピアノ線を利用した磁気録音式ワイヤーレコーダー「テレグラフォン(Telegraphon)」を1898年に実現した。しかし一般的なものとはならなかった。この磁気記録の媒体をより扱いやすく耐久性のあるプラスチックテープにしたのは、ドイツ人のフロイマー(Frits Pfleumer)で、1928年に原型を完成した。以後電機メーカーのアルゲマイネ社(AEG社)の手で改良され、1935年に「マグネトフォン(Magnetophon)」の名で市販されたものの音質が悪かった。その後、化学メーカーBASF社の協力によるテープ材質の改良(アセテート樹脂)と、1938年の永井健三、五十嵐悌二による交流バイアス方式の発明で、1939年~1941年までに音質が飛躍的に改善され、実用に耐える長時間高音質録音が可能となった(電気録音)。この結果、第二次世界大戦中にはドイツの対敵放送に有効活用され、フルトヴェングラー指揮によるベルリン・フィルの演奏もテープ録音された。ステレオ録音もすでに試みられていたという。ドイツの敗戦後、テープ録音技術がアメリカに移転され、1947年には3M社が磁気録音テープを発売した。1948年のLPレコード開発と相前後して、高音質へのニーズが高まり、レコード会社は高音質化と長時間録音実現のため、相次いでテープレコーダーを導入する。各国の放送局でも同時期から長時間放送や音声取材の手段として活用されるようになり、特に取材ではポータブル・テープレコーダーが広く用いられた。以後テープレコーダーはLP・EPレコードと並ぶメディアの形態として、レコード制作会社や放送局だけでなく、個人・家庭でも容易に録音・再生が出来る特性から一般化した。日本では1950年に東京通信機工業(現・ソニー)が紙テープ式のモデルを発売したのが最初である。~~~~~~~~~~~~というわけ。ところで、カセットテープでない大きな巻きテープを使って録音するレコーダー、見たことない人が多いんじゃないかな。カセットテープもビデオテープも、だんだんなくなりそうな気がする。すでに20世紀の遺物と思われてる・・・?
2006.09.08
そういうわけで、これは3月11日の日記というか、コメントのやりとりの中で私が勝手に思いついて気になったから調べたことです。ディズニーの白雪姫に出てくる7人の小人には、一人一人名前がついている。三匹の子豚の名前が「なんだそりゃ~?!」と思うようなものだったので、小人にもしょうもない名前がついているに違いないと思ったら・・・思ったとおりだった(爆)。(順不同)名前 意味1.スニージー Sneezy クシャミ2.ハッピー Happy ごきげん3.ドーピー Dopey おとぼけ、ぼんやり4.グランピー Grumpy おこりんぼ5.スリーピー Sleepy ねぼすけ6.バシュフル Bushful 照れ屋7.ドック Doc 先生(Doctor)ドックは、「物知り」ぐらいの意味でしょうね。「博士」でもいいかも。101匹わんちゃんの、ポンゴとパーディタの子犬たち15匹にも、名前がついているんじゃないかな。ラッキーしか覚えてないけど。調べてみたら、15匹全部に名前があるわけではないようだ。とりあえずわかったのは、パッチ Patch(ぶち。日本語の「ポチ」の語源だという説がある語。)リーダー格の子?ローリー Rolly(ころがる。コロちゃんだねw)ラッキー Lucky 最後に仮死状態で生まれた子、だったと思う。ペニー Penny たぶん「小さい」という意味だろう。チビ。フレックルズ Freckles (そばかす)パッチと同じで、点々があるという意味。全員そうだけど(笑)ペッパー Pepper ぴりっとした頭のいい子(推測ですが)キャドピッグ Cadpig 不詳Cadpigというのがどの子だったか覚えてないのが残念。この名前に意味があるのかないのかもわかりません。こんなのを↓見ると、意味はないみたいなんですが・・・。You might be a Furry if ... * you like the name Cadpig, even though it's tough to rhyme. * you have done extensive reasearch and much theorizing as to the origin of the name 'Cadpig'. * you have ever said 'This tastes like Spot.' * you think 'getting lucky' means aquiring a dalmation plushie. * you have a videocassette entitled 'the best of Cadpig' * the best philosophy teacher you've ever had was Cadpig (maybe this category should be called 'Cadpig') * you know the other movie that Jock and Peggy were in
2006.04.12
Dさんから質問された。「This mortal coil」って何の引用?そりゃ一種のバンドの名前だよ・・・大元の出典は『ハムレット』の第三独白。'To be or not to be'の台詞だ。To be or not to be, that is the question.「生きるべきか死すべきか、それが問題だ」というのが一番わかりやすい訳だが、『ハムレット』の翻訳はおそらく何十種類もあるから、この有名な台詞の訳もその数だけある。世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ。(坪内逍遥)存う(ながらう)べきか、存わざるべきか、それが疑問だ。(誰だか知らん。台詞もうろ覚え)このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。(小田島雄志)「そこが思案のしどころだ」なんてのもあったっけ?とにかくいろいろあるのだ。ということとThis mortal coilの関係はというと、この数行後に、'When we have shuffled off this mortal coil'という行があるのだ。要するに「この世のしがらみを振り捨てたとき」、すなわち人が死んだときに、という意味である。(mortalは「いずれ死ぬ」という意味。不死の神々や永遠に続くものに対比して、生物のこと。)大まかな意味はそれでいいんだけど、mortal coil自体の意味は何なのかというと、一言では言えない。意味が多重なのだ。mortalは、いつかは死ぬ運命の、というのが一般的な意味。そこから生物とか、未来永劫存続する天国に対して現世・この世の属性を表す。coilはコイル、つまりぐるぐる巻いてるものである。だからしがらみとか、混乱した現世の状況などを表していると言われている。私は誰に習ったのか忘れたが、この台詞におけるcoilは人間の身体そのものだと理解していた。血管とかぐちゃぐちゃ絡まってるのがcoilなのだと・・。実際、そういう解釈も一部認められている。どの解釈が間違ってるとかいうことではなく、考えられる全部の意味がthis mortal coilというフレーズに含まれているのだ。死すべき運命のこの肉体、この世のしがらみ、混乱した人間世界、etc.そうすると、shuffle off this mortal coilの意味も、生身の身体を脱ぎ捨てる、この世のしがらみから抜け出す、等々の意味を多重に持つことになり、そのすべてが「死ぬ」ことを意味する。↑これは自分のための覚え書き。質問の答は、『ハムレット』からの引用ということでいいんです。第二の質問。「join the choir invisible」の出典は何?見えざる聖歌隊に加わる?知らんわ。(ちなみにchoirは「クワイア」と読む。コーラスchorusと語源は同じらしい。)こういうときのインターネットですよ。すぐ見つかった。ジョージ・エリオットの詩だった。O MAY I join the choir invisible Of those immortal dead who live again In minds made better by their presence: 第一行がそのままタイトルになっている。全部読んでないけど、自分が死んだら偉大な先人たち(たぶん文学者たち)といっしょに天国で神を称える聖歌隊に加われたらいいなあということらしい。そんなわけで、英文学者D氏の疑問は解決したのだが、そもそも彼がなぜこういう問題にぶつかったかというと、this mortal coilの場合は知らないが、join the choir invisibleのほうは、モンティ・パイソンのコント「死んだオウム」でこのフレーズが使われているからだ。[引用]... It's expired and gone to meet its maker. This is a late parrot. It's a stiff. Bereft of life, it rests in peace. ... It's rung down the curtain and joined the choir invisible.このコントには、「死んでる」ということを表す表現が山のように出てくる。日本語だとどうなるかな。「死ぬ」という意味の動詞だけでも1ダース以上あるだろうから・・・。死ぬ、死亡する、死去する、息を引き取る、みまかる、くたばる、逝去する、亡くなる、還らぬ人となる、天に召される、あの世へ行く、お陀仏になる、手がこうなる(はい、幽霊の手やってみて!)・・・。鬼籍に入るとか末期の水を飲むとかいうのもあるな。死んじゃった、三途の川を渡っちまった、閻魔さまの前にいる、お釈迦様といっしょに蓮の花の上にいる、草葉の陰から見ている・・・。だんだん脱線してきたのでやめますw今日はこれまで。ごきげんよう~。
2006.04.11
今まで気にしていなかったのだが、「創」という字には「きず」という読み方がある。今日はなんとなくそれが気になって、漢和辞典を引いてみた。創意読:きずつける(きずつく)/きず/はじめる(はじむ)意味:1{動}きずつける(キズツク)。刃物で切る。切れめをつける。 2{名}きず。切りきず。 3{動}はじめる(ハジム)。仕事をはじめる。はじめてつくり出す。解字:・・・刃物で切れめをつけること。素材に切れめを入れるのは、工作の最初の段階であることからはじめるの意に転じても使われた。(『漢字源』電子辞書版より抜粋)なるほど。ものづくりはきずをつけるところから始まるのだな。たしかに、モノを作るためには刃物が必要だ。鋏、カッター、ノコギリ、etc.切り刻んだだけで、何も出来上がらないこともありますけどね・・・。
2006.01.14