佐野まり はちどりの庭 Mari Sano Jardin Colibri

2016/01/22(金)00:47

ごぶさたしています

メキシコ(645)

「年越し」から「引っ越し」 全てが凝縮した一時で、とにかく心身を整える日々を送っていました。今となっては全てトッテモ昔のことのようにも思えるし、まるで昨日のことのようにも思えます。本当にイロイロな事が・・ありすぎました。宿の中だけでなく、外からも含めて想像を絶する出来事の数々・・ 夜中に気の狂ったオバサンが目の前で車のナンバープレートをはがして持って行ってしまった衝撃的な場面に遭遇したり、ビンを投げつけてくるオバサンがいたり、、自転車盗難、詐欺事件や暴行事件の対応、ナンパ師撃退、、夜中の急病、日曜日の急病、病院同行は日常茶飯事。 途中から我を失って楽器も舞踊も出来ない、というよりも消耗100%、食べて寝るだけでせいいっぱいの日々。  立場的に個人的な事は伏せた方がいい、本当の職業は「なし」、実績も「なし」、ただ世話をする「受付の人」、便利で都合のいい人であればあるほど好ましい、、深い深い眠りの底から急激に起こされる、、そんなことが続くと人は壊れていきます。これが自分のビジネスなら、モチロン当たり前として我慢、利益を得るためとして楽しめるのかもしれません。 バレエの先生から電話がかかってきました。「なんのためにメキシコにいったの? ブエノスアイレスで待っている人の事を忘れないで」 ごもっとも・・久しぶりに楽器を取り出そうとケースを開けると、、なぜか楽器は壊れていました。2台もっているうちの一つ、セカンドではあるのですが表面が割れていて呆然・・ 大学入り口から5丁程の研究者の住むアパートで、新しい日々が始まりました。母の好きなゼラニウムで囲まれた部屋で、大家さんの猫と親しくなって一緒に眠っています。ブエノスアイレスの友人達は「マリオが知ったらどうするのー」と忠告されていますが、猫さんの暖かさに治療してもらっています。少しずつ、少しずつ周囲の環境と馴染んできました。なにより学生の行き交うエネルギーに刺激を受けています。 2016年は申年、年女としても何としても「やりとげたいこと」があります。そんな集中した毎日を送ることができそうです。昨日からリハーサルが始まり、来週から大学舞踊学科の振付特別講義に参加、2月は同施設で開催される劇場フェスティバルを毎日鑑賞しつつ、手続きを完成させ武道・舞踊講義を担当、スペイン語の通訳・翻訳の仕事も再開・・前進あるのみ。 やっと我を取戻し・・年末年始に出会えた皆様の事を思い出せるようになりました。きっと素敵な旅を続けられていることでしょう、、もしくは旅の後、日本で新しい毎日を送られているのかも、、近況などおしらせください。 今年もよろしくおねがいします。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango

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