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テーマ:今日の出来事(287464)
カテゴリ:メキシコ
建築は専門外なのですが芸術の一つとして素敵な建築と出会うと通い詰めてしまったりもします。特にバスコンセーロス図書館の異空間は、何度訪れても感激してしまう。この建築に携わった設計士Alberto Karach さんのお話を伺うことができました。このシチュエーションで話を聞くことができるだけで歴史的。
今回、彼が登場することになったのは20年という歴史を重ねる雑誌Arquine http://www.arquine.com/ の記念イベントにて。この雑誌社は1997年より建築をテーマにする出版だけでなく、コンクールも主催、そしてメキシコで開催される国際建築EXPOまでオーガナイズ、多岐に渡る発信の拠点として建築文化センターのような出版社。出版社自体そういう役割を担うことが普通なのか、定かではありませんが、とっても精力的な佇まいであることは、雑誌の創始者の話をテレビで目撃して、そのオーラに感動して、話を聞きたくて駆けつけたところ、、開催された場所がバスコンセーロス図書館なので設計者Alberto Karach さんの出席は当然のなりゆき。 他、建築のノーベル賞といわれるPrizker賞の審査員を10年に渡り勤められたCarlos Jimenesさん、チリを代表する注目の若手建築家Mauricio Pezoさんとアルゼンチン出身の奥様Sofia von Ellrichshausenもコメンテーターとしていらしていました。 皆さんの話を伺っていてシミジミ、、建築というものが担う都市の景色創り、過去の歴史も踏まえつつ、未来を築いていくことができる仕事、、そんなダイナミックさに大きく視野が開かれました。 個人的な創造の自宅が人々が訪れるスペースとなったバラガン邸は例外として、大部分のものはAnonimo 匿名性の産物で、個人的な住居など多くの創造が日々が育まれ景色の一つとなっている、、このバスコンセロス図書館のように公の場所として、多くの人々を日々受け入れるための設計の意義は非常に大きいものなのですね。 何も考えず見過ごしてきたものの数多く、、こういった見方で街を歩いて観察してみると、もっと日々豊かに過ごせそうです。ふと今回の帰国で出会った「瓦」の素晴らしさを思い出しました。望遠鏡を持って歩かなければ見ることができない場所に込められた創作。 素敵な雑誌創りの背景も伺って、建築の雑誌に関わる高校時代の同級生の仕事を少し理解できたような、、 何かがみえると世界が広がって楽しくなる、、 今日の感動記念に「携帯望遠鏡」を仕入れました。近々伺う舞台を見るためでもあるのですが。常にコレを持っていれば瓦など、制作者の細かい努力をモット眺めることができそうです。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.25 14:56:23
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