佐野まり はちどりの庭 Mari Sano Jardin Colibri

2017/09/08(金)06:21

映画で旅・タイ舞踊 Impactante pelicula de Tailandia

映画 CINEMA(11)

数日ワールドカップの様子を見続けていて思考がヒートアップ・・。 サッカーって感動と切なさが交錯するので、気が付くと非常に疲労しています。こんなに集中してのスポーツ観戦を続けたことがないので気分転換も兼ね、文化情報を検索すると「タイの映画祭」のオープニングがあるとのこと。 中南米に埋没していてアジアの見識に欠けています。良い機会なので雨の中、駆けつけてみました。UNAM国立大学文化センターの中にある映画館にて。タイの大使館の方々も御出席されていました。やはり同じアジアの御顔立ちで、日本人のよう・・ タイの最新の映画界のお話を伺うことができました。現在は制作における非常に恵まれた環境があるようで、コンテンポラリー映画の制作で観客動員数も増えているそうです。映画離れの時代を魅力ある作品で乗り越えることができた・・(女性大使 Rommanee Kanaruakさん、とても素敵な方でした。FICUNAMのディレクターEva Sangiorgiさんもいらしていました)お話の後、映画が始まりました。 タイ語の響きに戸惑いつつ・・字幕は映画自身に英語、そして枠の外にスペイン語が表示されるので字幕を追い切れず、しかも最初のうちスペイン語の字幕が若干ずれていたので戸惑い絶頂・・ とはいえ映画全編に流れる民族音楽が素敵で、撮影もダイナミックで素晴らしく、壮大な景色に引き込まれました。「あぁ・・これがタイなんだ・・」美しい自然の中で育まれる未知との遭遇。タイ文化の踊りにまつわる歴史と、若者が現代文化の狭間で試行錯誤する物語。 結末に呆然・・ Sard (スペイン語タイトルはLa Colona)Ekkecha Srvichai監督の作品。監督自身も映画に出演されている模様。主人公の青年が魅力的でした。結末はトモカク・・タイの伝統文化を残そうという意志が迫ってくる作品でした。トラディショナルを背負うべくして生まれるものは、自由のない「宿命」を背負う義務がある、、そこに携帯やロック、ディスコ等、現代文化が垣根を外していく中での共存の難しさをシミジミ・・ 詳細・映像はコチラで とはいえ揺るぎない歴史を踏まえてのタイ舞踊の美しさをシッカリと見せてくれて、タイへの想いが一気に膨らみました。そして今日も素敵な御友達に出会えました。インドに2年暮らし、タイにも滞在、4か国語を話せる女性、偶然家も近所なので、映画祭を一緒に鑑賞することになりそうです。彼女の通訳で今日の感想を大使にお伝えすることができました。日に日に言語の重要さを感じる今日この頃です。 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango

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