|
テーマ:今日の出来事(287434)
カテゴリ:メキシコ
シティからベラクルスへ・・2000m近くの気圧の変化と温度差で滞在中は睡魔との戦い。 きっと幼い頃に一度訪れているのではないかと思うのですが記憶にはなく、物心ついてからは確か2009年、「万博で助けた方が恩返しをしたいと言っている..通訳で付き添ってください」という特別な御依頼で、メキシコで出会った特別な青年に同伴。そこでオカリナをなくしてしまったり.. いろいろありましたがベラクルスの大自然に触れ、コーヒーの実がフルーツのように甘い事を知り、港町ではダンソンというエレガントなダンスが踊られていて、港町の風景が何とも風情がありましたが、とにかく「暑くてたまらん」と逃げだすようにシティに戻ってきました。
2016年にはベラクルスのPoza Rica「語り部フェスティバル」のゲストで伺い5日間に渡っての濃厚な日々。 ベラクルスも広いので場所によって大きく事情は変わるのですが、こちらも同じく猛暑で朦朧。帰ってきてから1週間寝込んだ記憶が鮮明。とはいえココで「鹿」さんに御会いできたことで最終公演までの物語の一部として貴重なベラクルスでの日々。 そして2018年の今回は「サメ」。幼い頃に父が映画館に連れていってくれたのは当時大ヒットしていた「ジョーズ」。この映画は暫くトラウマになり、あのジョーズが出てくる際の「ズンズン」という音響効果が忘れられない恐ろしい記憶となっています。 その音にまさかサッカー場で再会するとは.. このサメをチームのマスコットとしているベラクルス。 サッカー場入口にもサメが大きな口を開けて溢れていました。そしてチームがチャンスをものにすると、この音響が響き渡るのです.. ハーフタイムにもサメが踊っていました。 時期的にカーニバルだったので衣装もバッチリ決めていて・・笑。 シティに戻る直前に訪れたLa Pasadita(ラ・パサディータ)という地元タクシー運転手のお薦めのレストランが素敵で、御店の方が薦めるFilete del acuyoはAcuyoという大きな葉っぱにくるまれ蒸された魚料理の柔らかく香ばしい味、同じく御店の特性スープに元気復活。御店の雰囲気も南国モードで素敵で、水槽の魚は人懐こくて傍によるとササッと寄ってきてくれます。そんな魚に感動しているとベラクルスの誇る水族館訪問を薦められましたが、出発時刻まで時間がなかったので、バスターミナル傍の動物園へ向かうことにしました。御店の方いわく動物が少なくて寂しい場所で薦められないというのですが、それなら尚一層いってみたくなります。 La Pasadita Facebook 途中歩いていると物凄く不思議な音色に包まれました。まるでレインスティックに取り囲まれたような「ザザーッ」という波音が上空から聞こえてきて.. ふと見上げると豆の木でした。楽器にもなっていますが長い大きな豆が、風に吹かれて木になったまま鳴っていたのです。思わず立ちすくんで暫く豆の木の下で鑑賞。この音色と風にゆれる豆は一生忘れることのできない瞬間になりそうです。 残念ながら動物園は月曜日で閉まっていて入ることはできませんでしたが、入り口の素敵なイラストの「鹿さん」に御挨拶。バスに揺られシティに戻ってきて再び寝込んでおります。何度訪れてもこの気圧と気温の変化には慣れることはできません。心身に濃厚な記憶を残すベラクルス、、素敵な店長ベティさんとスタッフのドミンゴさん、記者のグティさんと再会できる日を夢見つつ・・ベラクルス日和To be continued.. 佐野まり http://www.facebook.com/danzacharango お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.02.18 10:40:54
コメント(0) | コメントを書く
[メキシコ] カテゴリの最新記事
|