闇のそばにこそ
心の闇のそばにこそ光があります。絶望の淵に立っているときにこそ一筋の光が差し込んでいるのが見えるはずなのです。 闇ばかりのように見えても必ずわずかながらも光はあるはずで、見ようとしていないから見えないだけで必ず闇のそばにも光はあるはずなのです。信じて見つめてみればそこに細い糸のように光が存在しているのがわかるはずです。 パンドラの箱の底にも最後に希望が残っていたように、生命というものは最後の最後まで生き続けることをあきらめないものです。あきらめたらそこで終わりです。必ずどこかに光に通じる道は残されているはずなのです。 怖くなれば逃げればいい。誰かに恥も外聞もなく頼ってもいい。自分というものをしっかりと見つめる心さえ失わなければ歩き出す先は必ずあるものです。 仏教の世界でも地獄の闇の中にも地蔵菩薩がおられて、少しでも救い上げようと闇を歩いておられると教えています。自分を見失わなければ必ず光の下にたどり着けるはずなのだと信じて歩き続けてみることが必要なのだと思っています。