自らを振り返る
自らを振り返るというお話ですが、いつもご自分の会社の大変さを愚痴るというかブツブツ不平不満をおっしゃっていたある中小企業の社長さん。先日七尾市へお仕事で行かれて被災地の現状を目の当たりにして深く反省されたようで、「いろいろあるけれど当社の状況がなんて有り難いことかよくわかったような気がする。感謝しなけりゃいかんです。」とのこと。よっぼど悲惨な現状がショックだったのだろうと察せられます。 当たり前のように蛇口を開けば出てくる水、当たり前のように押せば点く電灯、普通に走っていける車の道、これらのことがどんなにありがたいことか被災された方たちや崩れ去った土地建物を見れば一目瞭然です。 当院の隣の平地の大きな駐車場には他県からの支援用の車両が数多く並んで駐車しています。全国から支援の力が能登へと伸びていることがよくわかります。感謝しかありません。 私たちは自分の当たり前の生活が多くの力や奇跡によって守られていることを改めて自覚して感謝していかなくてはならないと思います。神仏の見えない力の助けにも深く感謝です。