Eテレのスイッチインタビューという番組で女優の片桐はいりさんと体験作家の中野純氏が対談していて「闇歩き」というのを片桐さんが初めて体験するロケを見ました。
真っ暗闇の中をド田舎の山中の神社まで山道を歩くという内容で、全く光のない闇の中を歩いていくと様々な気づきや発見があったようで・・・。
片桐さんは「感覚が研ぎ澄まされるのかと思っていたら逆に何もかも手放して、もうどうでもいいというか大体でいいという解放感が生まれて・・・そこが素晴らしかった。」と言うような感想を後の光の中での対談で語っていました。
私自身が真っ暗闇を経験したのは大学の剣道部の合宿でやはり真夜中の山中の神社での肝試しでした。何も見えないというのはこういう事かと感じました。そしてもう一つ長野の善光寺で体験した「胎内巡り」です。これも簡単に真っ暗闇を体験しました。光が無い中を歩むときに何かに縋る気持ちが最大値になり・・・そしてその気持ちが消えた時に解放感と悟りに似た気持ちがやってきます。真の闇と言うのは人の心を解放する力があるのかもしれません。現代社会は光が溢れていますが、それは逆に人の心に余計なストレスを与えているのかもしれませんね。
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最終更新日
2022年09月13日 06時28分14秒
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