願望実現能力が強い方と言うのは時々おられます。けれどその誰もがその能力の本質を理解していないために十全に使いこなしてはいないのが現実です。それは人の心というものの持っている「力」の強さと「バランス」というか「コントロール」の難しさによるものと言っていいのかもしれません。図で書くとうまく説明できるのですが、文章だと難しいですね。
願望と言うのはその人の「無意識」の領域に入ると実現しやすくなります。逆に反願望というか「こうなってほしくない」という思いも同じように「無意識」の領域に入ると実現しやすくなります。そして人は「こうなっほしくない」という思いを思い浮かべないように努力してしまいます。なるべく忘れようとします。それは「無意識」の領域にその「なってほしくない」思いを押し込める行為になります。それで逆に「なってほしくない」と言う思いほど「実現」しやすくなってしまうのです。願望の方は常に心の表層にあって思い続けてしまうから「無意識」の領域には入りづらいです。だから願望実現能力の強い人は「なってほしくない」ことばかりが実現していってしまう結果になるわけです。
この仕組みが分かっておられない人が多いし、解っていてもこの仕組みから逃れられるほど心のコントロール力が醸成されている人は非常に少ないようです。ちなみに私は願望実現能力はとても弱いです。でもこの仕組みを理解して心のコントロールは訓練しています。それで少しは助かっています。
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最終更新日
2023年01月09日 05時58分35秒
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