☆☆=忘れたんじゃないよ・思い出さないようにしてただけ= ~すご~い!~ Mr.Bに大丈夫だから来るように言われたものの・・・ 不安。不安だ。不安すぎる~。 だってみんな怖い。 絶対私よりも年下と思われる学生たちみんな老け老けで威圧感たっぷり。 いやぁ~ やっぱ帰る~ と思ったところへ爽やかな学生らしい女子学生が登場。 大変流暢な英語で話しかけてきたのでアジア系のアメリカ人かと思ったら 日本人の女の子(以下ナナ)だった。 ナナはMusic Majorで前学期からこのクラスを取っていて、とても勉強になるので今学期も取ることにした。と言っていた。 でも ナナの本当の目的は今学期の演奏会で自分の担当楽器でソロを取ることらしかった・・・ ナナの楽器はビブラフォン。 4本のマレットさばきは神技級。 今すぐ十分ソロでいけると思うほど素晴らしい演奏ぶりだった。 それもそのはず、ナナの両親は共に音楽家でそんな恵まれた環境で育ったナナは絶対音感の持ち主だった。 すご~い! と感動している場合じゃなかった・・・ だってこんなすごいナナが前学期は悪戦苦闘したって言ってたってことは こんなダメな私が大丈夫なわけない~!!! ガ~ン・・・ とりあえずピアノ担当のメキシコ出身の男子学生(以下ビューク)に 初めましての挨拶をしがてら、自分がどれだけJAZZについて無知かをアピールしておいた。 「大丈夫、君はJAZZは知らなくてもクラッシクピアノをやってきたんだから楽譜読めるでしょ? 僕は楽譜全然読めないから~ ははははは~」 と見かけは怖いけど、とっても優しげな眼差しで受け答えしてくれたビュークのおかげで 「そっかそっかJAZZピアノは簡単なのか!」 と大勘違いをする私であった・・・ そして このクラスのメイン講師でトランペット奏者のMr.S パーカッション担当でドラム奏者のMr.Bがやって来てクラスが始まった。 ほとんどの生徒が前学期から継続してこのクラスを取っているらしく 私を含め数名の新入りのために1曲 JAZZとはどんなもんか演奏(Big Band系)をしてくれた。 すごかった・・・ 本当に鳥肌がたっていつまでもボ~っとしていた。 すご~い! すご~い! すご~い! と感動ばかりしてられない私であった・・・ |