|
テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画評
1972年に起きたアンデス山脈での飛行機事故から奇跡の生還を果たした人々を描いた作品。想い人のお勧め。
ウルグアイのラグビーチームが飛行機をチャーターしてチリ遠征に向かっていた。その途中、アンデス山脈のど真ん中でパイロットの操縦ミスにより機体が山と接触、雪山のど真ん中に墜落する。 墜落後生き残った46名は極寒の寒さの中、僅かなチョコレートとワインを食料にして飢えを凌ぎつつ救助隊を待つ。しかし怪我の傷などで徐々に死者が増えていく。 しかし、雪山の中白い機体を見つけることは困難なため、救助が打ち切られる。そのことをラジオで知る。皆は絶望するが仲間の一人ナンドはアンデス山脈を越えてチリに出て、助けを呼ぶ決意をする。 動くためには食料がいる。背に腹は変えられない状態に陥った彼らは死んだ仲間の肉を食べて生き延びる決意をし、実行する。 その後徐々に探索範囲を伸ばし希望を見出しかけるが夜中に雪崩に遭いさらに8名死亡。 遭難から約二ヶ月、暖かくなってきたのを見計らって身体の比較的元気な3名を選んで山脈越えを決意。体力の衰退と精神の絶望を乗り越え、山を越え救助隊を呼ぶ事に成功する。 人間の生命力の強さ、極限状態での心理を事実に即して描いた作品と感じた。 しかし作品を見ていて常に感じていた事。どうしてかまくらを作ったりして暖をとる方法を考えなかったのかな?なぜ最初から火を起こさなかったのかな?そうすれば狼煙(のろし)になるのに…。少しずつ日中の暖かい時にキャンプ地を移動すれば案外そんなに苦しまずとも良かったんじゃないか?とか思った。 しかしメイキング、ドキュメンタリーを見ているとそんなことはできなかったと理解した。皆、事故でほとんどが負傷しており、動ける状態じゃなかったのだ。私の見方もその場に置かれてなかったもののただのゴタクに過ぎない。 若きイーサン・ホークも出ている。また回想し述懐する人は本人では無くマルコビッチだったらしい。分からなかった。 あとこの作品の中で「神に会った」という表現が頻出するが理解できなかった。遭難者は全員カトリック。理解しがたい事実を神と称しているのだろうか?自分には理解できなかった。 人肉を食って生き延びたという事が問題になったらしい。たしかに人を殺してその肉を食ったということなら問題だが、極限状態の中仕方なくこの決断をしたのだから彼らに火は無いだろう。 そんなことを感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画評] カテゴリの最新記事
|