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第7章 The Race Champion ought to be more than a match for The Hunter in the Death Match 前編
サイバーの考えた作戦はまさに相手のしてきたやり方をそのまんまマネするという方法であったが、さすが、サイバーは頭の切れるやつだと思っていたベルズも驚いた。 ベルズ「本気か?その作戦・・・。まあ、それしかねえのか・・・。」 サイバー「集まるか?4人。おまえを除けば後3人・・・。それも、3人ともかなり速いヤツが望ましい。」 ベルズ「ピーオーは確定として・・・う~ん、ピナやウェンじゃ力不足だろうし・・・。フェイドってやつ参加してくれないかな?それでも後一人か・・・。う~む・・・。」 そこへ、病室のドアを開ける音。入ってきたのはウェンだった。そして、誰か連れてきている。 ベルズ「無事だったか。」 ウェン「ああ、デュオはまいたぜ。やっぱり俺のほうがこの町には詳しいね。隠れれば一発だったよ。で、あんた達が探してた3人の助っ人のうち一人を連れてきたぜ!」 グスタ「よお、ベルズ。」 なんと連れてきたのは元ハンターグスタ。彼は今だ父親に関してのショックを引きずっていた。 グスタ「もう、『デスネスト』は裏切ったんだ。」 サイバー「なんだ、おまえもか。」 グスタ「テルドムの野郎、俺の父さんからQコアを奪ってやがって・・。」 ベルズ「もしかして、父さんってのはジョーのことか?」 グスタ「ああ、そうなんだけどツートーンファクトリーの爆発で今はもう・・・。」 ベルズ「いや、大丈夫だぜ、ジョーは。今も病院にいる。Qコアはないけどな。」 グスタ「え?そんな・・・?」 サイバー「一緒にいたマッドの不死鳥の力で爆発からは守られたんだ。」 もう契約は成立したようなものである。利害が一致した。グスタはジョーのQコアを取り戻すため、ブラックシャドーを倒す必要がある。この時点で仲間だ。ピーオー、ベルズ、グスタ。後サイバー以外で一人必要だ。 ベルズ「やっぱりフェイドかなあ?仲間になってくれねえかな?」 グスタ「アイツは一匹狼だからな。なかなか難しい。」 サイバー「でもコイツはフェイドとの1対1に勝ったような男だぞ。」 ベルズ「直接会って、話しつけてくるか。」 サイバー「アイツは多分スプラッシュハイウェイを走り回ってんぞ。負けた後は何度も何度もそのコース走って反省するのがアイツのやり方だ。」 ベルズ「決まりだ、行ってくる。」 その狼はハイウェイにやはりいた。エンジンを変えてきたらしく、さっきとはエンジン音の種類が違う。それにしても、さっきのレースで相当無理したはずなのに、まだ夜遅くまで走り回っているとは・・・。スタミナは並ではないと容易に察する事が出来る。 ベルズも軽く流しながらハイウェイを2、3周していると、すぐにオレンジボディが追いついてきた。ついさっき敗戦を喫した相手である。さすがにスルーではない。 フェイド「何しにきた?俺に用だろ?」 ベルズ「ああ、ちょっとさ、『デスネスト』のことでさ。」 さすがに、ずっと闇レースでやってきたフェイドも、テルドムが全世界のレースを消すという野望を持っているなど知らなかった。ベルズが全てを話してやれば、驚きは隠せない。 フェイド「本当か・・?危険なヤツだとは思っていたが。」 ベルズ「それで、シャドーを倒す方法が一つある。」 サイバーの言っていた考えを話し、単刀直入に協力しろと言ってみたが、やはり一筋縄でいくはずがなかった。 フェイド「ふざけるな。そんなめんどくさいことするなら俺一人でシャドーを潰してやるよ。」 ベルズ「・・・だから無理だって。ノラヒカのQコアまで手に入れたアイツのスピードは想像を遥かに上回るぞ。」(まあホントは俺もまだ見たことないんだけど。) フェイド「冗談じゃない。その作戦じゃ俺は面白くねえし。」 ベルズ「頼むって・・!」 ハイウェイの端に寄せて話していた二人だが、そこにとんでもないチョロQが通りかかってしまった。近づいてきただけで、殺気を感じ取った二人は彼の存在に気が付いた。 ベルズ「・・・!デュオ!」 デュオ「ベルズか・・・。見つけた。フェイドもいるな。」 フェイド「なんだ?潰しにきたのか?ちょうどいい、一人で走ってるのも暇だったんだ。追いかけてきてくれると面白いね。」 ギャウ! ベルズ「オイ!」 いきなりスタートをきったフェイド。デュオがハンター体制に移ったため、ベルズも逃げるしかない。ハイウェイを後4分の3周ほどすれば出口がある。そこを目指して、本日二回目のスプラッシュハイウェイでのバトルが始まった。 昨日うっかり公開を忘れてました。今日は夜にもう一回更新しようと思います。 テスト前なのであんまりコメントできないかも。 タイトルの和訳は・・・「レースのチャンピオンでもデスマッチではハンターにかなうはずない」とかそんな感じかな?間違った英文である可能性も大。辞書開いてつけただけのタイトルなんで。 サイバーの作戦に必要なメンバーを4人集める中、グスタが加入し、ベルズ、グスタ、ピーオーと作戦決行に必要なメンバーはなんとなくそろってきたが、後一人足りない。その最後の一人の候補となっているフェイドを仲間にするべく、スプラッシュハイウェイに向かったベルズであるが、やはり簡単には仲間になってくれないフェイド。そこへ通りかかったのは、ベルズを潰すために探していたデュオだった。 ちなみに、現時点でピーオーは未だ迷子。町でサイバーを探し回っていると思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.11 14:49:39
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