時の過ぎゆくままに

2011/07/19(火)13:00

『どんな本を読まれていますか?』

読書(36)

先日、フレスポ神辺モール内にある啓文社という書店で 永井路子さん著の『岩倉具視』という本と、【送料無料】岩倉具視 三浦綾子さん著の『細川ガラシャ夫人上・下巻』  【送料無料】細川ガラシャ夫人(上巻)【中古】 細川ガラシャ夫人〈下巻〉 (新潮文庫) 池上永一さん著の『テンペスト1~4巻』を購入して 『岩倉具視』と、『細川ガラシャ夫人上・下巻』を読みました。 特に細川ガラシャ夫人の上巻で、 明智光秀が、輿入れ間際で許婚だった熙子が痘瘡を患ったので、 熙子の父が熙子の妹八重を姉の代わりに嫁がせたが、 光秀が「予が許婚せしはお熙どのにて、お八重殿には御座なく候、  いかなる面変わりをなされ候とも、予がちぎるはこの世に唯一人、 お熙どのにて御座候。」という書状を持たせてお八重を戻し、 改めてお熙を正室として迎えた話と、 幼いお玉がその母親の痘瘡の痕を指でなぞり「おかしい・・・」 といったお玉に 「顔や形の美しさというものは、害されやすい 謙遜ほど人間を美しくするものはない。」という言葉と 「人間を見るときには、その心を見るのだ、決して顔が醜いとか 目が見えないからといって嘲ってはならぬ。 また、身分が低いとか、貧しいといって人を卑しめてはならぬぞ、 お玉。人の価は心にあるのじゃ」とお玉に諭す話には 感動もしましたし・・・ 上巻の終わりあたりの話で、武田家の菩提寺の快川和尚(かいせん)の 『心頭滅却すれば、火もまた涼し』 意味は・・・ 無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられる。 いかなる苦痛でも心の持ち方次第で苦痛とは感じなくなるという意味だそうです。 凡庸の私には、未だにその境地には達してはいませんが・・・ なるほど・・・と、思われる言葉があり、日々是精進ですね 今度は、ゆっくりと『テンペスト』を読んでいきます。 テンペスト 2 (角川文庫) (文庫) / 池上永一  

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