テーマ:今日の出来事(292785)
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風がゴオゴオびゅうびゅう吹き荒れ、 雨が降りそうなどんよりと重い湿った空気、 夜なのに、雲のせいで暗いのに薄ぼんやりとどこか明るい空。 凄まじい風で、落ち葉が奇妙な動きでくるくる回ってカサカサ音を立てる。 誰かが落とした新聞紙が突風で道路に突っ込んで、走り去る車に踏み潰される。 凄い風で髪の毛を逆立たせながら、風に逆らって帰って来た。 物凄く風に立ち向かった。 なんて一歩が重いんだ! そしてこの風、音、空の色は、まるで魔界かどこかにでも居る様なんですけど! 生ぬるくて湿った重い空気を孕んだ風が気持ち悪い~。 絶対魔界だってここ! テレビで見た魔界のイメージに近い。 怖っ・・!! 風で窓がみしみしいってる・・・。 台風が直撃しない土地で育ったので、台風とかにめっぽう弱いです。 なんなのこの天気!? ひええ! そんな気持ち悪い天気の中帰ってきて、 ふと見ると住んでるとこの門の前に猫がいたので、 思わず微妙な距離で立ち止まった。 あんまり近寄ると逃げちゃうかと思って。 猫大好きなのです!! ね・・・猫だぁ~~~・・・ほわわぁ~ん・・・とかなりながら見ていたら、 見られてることに気付いた猫がビクッ!としてこっちを見たまま固まった。 思わず私も固まった。 ちょっとでも動いたらこの子(猫)は駆け出して行ってしまう! お互いにぴくりとも動けない緊迫した空気の中、しばらく見詰め合った。 見~つめる キャッツアイ☆ 本当は猫って目をじっと見ちゃいけない(警戒するから)んだけど、思わず目が離せなくなってしまった。 何かあげるものないかな?と思ったんだけど どんなに考えてもラムネしかもってなくて、 とてもじゃないけど猫にはあげられない・・・。 いなくなっちゃうかな?と思いつつ走って部屋に入って、 猫にあげられるような物が何かないか必死で考えた。 かつお節くらいしかなくて、 しかも削ってあるやつだからこの強風じゃ流されちゃうなぁと思ったんだけど、 それしかないのでとりあえずそれを引っ掴んで元の場所に戻った。 そしたら、やっぱり猫はいなくなっていた。 がっかりして、近くをうろうろと探して見た。 お~い猫く~ん・・・と影になってるベランダの方を覗き込んだ瞬間、パッ!!と目の前が真っ白になった。 防犯用ライトのセンサーに反応していたらしく、 スポットライトみたい物に煌煌と照らされる私・・・。 ここの住人なのにこれじゃまるで不審人物・・・。 ちょっと悲しい気持ちで、空しくかつお節を握り締めながら部屋に戻ったのでした。 とぼとぼ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.08 00:46:58
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