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カテゴリ:第2の故郷マレーシア
日本語学習に意欲的なマレーシア人はなにもサルミーだけではない。
現地法人の社長秘書アイビーさんもその一人だ。 彼女は中国系マレーシア人。典型的な華僑(マレーシアでは華人と呼ぶ)でいつもオバサンパワーを炸裂させ、バリバリと仕事をこなす。英語、マレー語、北京語、広東語を自在に操り、交渉力は天下一品。ヒューマンネットワークも幅広く、マハティール前首相とのアポ取りなどもお茶の子さいさいという感じだ。 ストレートにずばずば物を言うタイプなので苦手意識を持っているプロジェクトメンバーも結構いたが、なぜか僕にはいつも優しくしてくれた。 「祐太郎さん キョウワネクタイステキね~」 「コレ オイシイヨ~」 「ドウゾドウゾ」 などと日本語で話しかけてくる。 彼女は日本の本社との電話のやり取りも多く、横で黙って聞いていると。。 「ハイ、ハイ、ハイ、わかりますぅ~」 「ハイ、ハイ、ハイ!かしこまりますぅ~」 がちゃん! (おいおい、かしこまっちゃったよ。。(^^;)) そう言えばもう一人いたっけ。。。(^^;) こちらも現地法人で働くケニー君。中国系マレーシア人で優秀なエンジニアだ。 マレーシアでは必ずと言って良いほど午後になると雷雲と共に激しいスコールがやって来る。バケツの水をひっくり返したような勢いだ。カサなどなんの役にも立たない。 「あ~またスコールだ。。」と思って窓の方を見ていると。。。 「ぽんぽんぽん」と肩を叩かれ振り返るとケニー君がいた。 「ハゲシイアメ。。」と、ニコニコしながら僕に語りかけてくる。 「Oh, Your Japanese is very good.」と、心にもないことを言う僕。 「ピカッ」と今度は稲光が光る。するとケニー君。。。。 「マブシイヒカリ。。」と、またニコニコ。。 「Oh, great and excellent.」と、またしても心にもないことを言う僕。 しばらくして、「Hello!! Any laundry?」といつものクリーニング屋が来た。ワイシャツやスーツなどのクリーニングの注文伺いにこのくらいの時間になると、オフィスにやって来る。 するとケニー君、また「祐太郎さん、祐太郎さん」と僕の肩をたたき。。 「センタクヤサン。。」と、またニコニコ。。。 「。。。。。。。。。。。。。。。。」 そう彼が話せる日本語はこの3つだけだ。でも毎日どんなに忙しくても。。 ・スコールが降り出すと。。。 ⇒「ハゲシイアメ」 ・稲光が光ると。。。 ⇒「マブシイヒカリ」 ・クリーニング屋が来ると。。。 ⇒「センタクヤサン」 と、必ず僕のところに来て日本語で報告する。 どうして、こうも変な日本語ばかり話す奴らが揃ってしまったのか。。 それから数ヵ月後、ケニー君が別の日系企業に転職したいというので個人的に相談に乗ってあげた。彼の履歴書の日本語スキル欄は。。。。 「Advanced Level=上級」と書かれていた。 その自信は間違いなく、「Most Advanced Level =最上級」だね。。(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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