2006/11/01(水)22:05
どこにもない国
どこにもない国 現代アメリカ幻想小説集(柴田元幸編訳/松柏社)
たいへん面白かった。笑えるのもあったし、夜寝る前に読むのに適度に怖いのもあったし。「ダブル/ダブル」とか、「夜の姉妹団」とか、柴田氏のアンソロジーはどれもほかでは読めない感じで楽しいですね。
でも、結局短編集なので、本の厚さや作りや値段の割には、読み応えが不足する気がしました。長編小説好きとしては、1つめの「地下堂の査察」(エリック・マコーマック)なんかは、これを最初の章にした長編だったらもっと読めそうだなぁ、などと思いました。
このところちょっと体調不良で冴えません。