|
テーマ:アニメあれこれ(25338)
前回に続いての本気クオリティ! どのシーンの作画にも無駄や崩壊その他違和感がなく、それだけでもストレスなく観ることが出来ました! ・・・毎回、これぐらいやってくれたら文句はないんでしょうけどw ちなみにこれでもって僕にとって初めて全話レビューしたプリキュア、となりましたw ■客観的描写の多かったプリキュア 正直何から書こうかと迷っておりましたし今も迷ってたりしておりますが(笑)、この作品の魅力というのはつぼみ達メインの『プリキュア』視点によるいつもの主観的描写の『プリキュア』だけでなく、薫子さんという先代からみたつぼみ達、あるいは最終回で触れられたように各メインキャラの人生から見ての『プリキュア』・・・もはやこれまでのように『プリキュアをすることが全て』ではなく、『プリキュアをやって、そしてやり終えて次どうするの?』という状態・・・と、主観・客観織り交ぜて様々な視点で『プリキュア』を描いてきたところじゃないかな、と思います。 ・・・主観だけで終わるのと客観視点を入れるのとではは良くあるカードゲームやベイブレードなどの『そのホビーによるバトルだけが全て状態』のホビーアニメとポケモンアニメ~ポケモンバトルのみに終わらず主人公たちが存在している世界・そのポケモンバトルという『たかだか単なるホビー』以外の価値観・そんなのとは関係なく生活している人々あるいは『ポケモンバトル』以外のかたちでのポケモンとの関わりをきちんと描いている~ぐらい違ってくるわけでして。だから『ハートキャッチプリキュア!』における『プリキュア』というのは『ポケモンアニメ』における『ポケモンバトル』同様、その作品世界の全て、ではなく飽くまでも一構成要素にすぎないしまたサトシにとってのポケモンバトル、つぼみ達にとってのプリキュアも人生の全てではなくその一過程に過ぎない*・・・そういったいわゆるただの『当たり前』をきちんと描いているからこそ視聴者が一体感を持って思い切り感情移入できたのでは、と思います。 *今は亡き首藤剛志さんのコラムによると、いつか大人になってポケモンバトルから離れていったサトシ、というのも『最終回』構想の一つにあったようです。 ■客観的であるゆえに普遍性も強かった!・・・作品の中だけでなく とにかくおばあちゃん、いつき、ゆり・・・出る人出る人違う世代であってもみんなプリキュアで(笑)、そのうち登場女性みんなプリキュアになるんじゃないの!?とさえ思ってしまった初期・・・もちろんそうはなりませんでしたが(そりゃそうじゃ)、それでも今までと違い老年・高校生・中学生とちょっと?世代を違えただけでかなり『プリキュア』が普遍的なものになっていった気がします。 そして世代が違うこともあり、これまでの『主人公が同じ中学生のみんなを統率する』パターンが(主人公が若輩ということもあり)崩れ、さらにえりかにいつきにゆりとみんな主役級にキャラとして強いものを持っていたので、今までになく群像劇なイメージも強まり、ますます普遍性も強まっていったと思います。 さらに作品自体これまでになく貪欲に一般普遍的な『少年漫画・ロボットアニメの記号』を取り入れていったので、今までのような『独特の濃さ』とか『可愛くない妖精のデザイン(おい)』とか『その他プリキュアシリーズ未見の人には受け付けない部分(笑)』も薄くなり、かつてないくらいにより幅広い層に受け入れられたのではと思います。 (もちろんまだまだ続くのですが・・・46話、48話、今回そして劇場版・・・いつになったらコンプリートできるのやらww)
Last updated
February 5, 2011 11:12:39 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ふたりはMH5GOGOハトスマハピ魔法スターetc.] カテゴリの最新記事
|