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カテゴリ:読書
時間がたってちょっと落ち着いてきました。
訃報を聞いた瞬間は驚いて叫んで、 それから脳がフリーズして何も考えられなくて、 その後はとにかく悲しくてさみしくて仕方がなかったです。 ここ数年のあとがきに書かれる栗本さんの体の調子を心配しながらも、 その明るい口調から、なんだかんだ言って大丈夫じゃん?と思ってました。 アニメのグインが始まる時の栗本さんの映像を見た時も、 なんだぁけっこう元気そうじゃん、動くグイン達が見れて嬉しそう、 とホクホクしながら見てました。 200巻だろうと300巻だろうとたとえどこまで続いたとしても グインはとにかく完結するものだと思ってました。 “ヒロイックファンタジー”の一言では表せないほど いろいろな要素が詰まったすごい小説。 わかってはいるけど結局は数多の中の一つだよね。 なんて思ってた気もします。 だから正直、自分がこんなに衝撃を受けるなんて思ってもなかった。 自分で思ってた以上にわたしグインサーガが好きだったみたいです。 グインサーガを生んでくれたこと、何年も楽しませてくれたこと。 落ち着いてきた今は栗本先生にただ感謝してます。 「それは、異形であった。」 その一行目から一気に惹きこまれて、 グインに圧倒されてイシュトに惚れて、リンダを応援してレムスを心配して、 ナリス様に魅了されてスカール様に心奪われて、 ヴァレリウスに笑って、カメロンに同情して、 最近ではヨナに無駄にときめいたり、可愛いスーティの行く末を心配したり、 ケイロニアの未来はどうなるのかとか、ゴーラは続いていくのかとか、 パロは元に戻るのかとか、キタイは今どうなってるのかとか、 古代機械とかアウラとか、 もう本当に本当に楽しかった。 登場人物に本気で腹をたてたり、恋の行方に涙したり、 だんだん壊れてく人にはこっち側から応援したり、 読んでるときは世界に入り込んでた。 未完だろうとなんだろうとやっぱりわたしグインサーガが好きです。 悲しいけど寂しいけど、グインを通じてここで会った人がいて、 読んでる間の興奮も、今の思いも一緒に話せること。 心から良かったなぁと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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