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「おあり運転罪」という法律はないそうである。
以前、大臣が財務省事務次官をめぐって『「セクハラ罪」っていうのはありますか?』、って例によって記者にあざけりの顔で言っていたけど、確かに「セクハラ罪」も「あおり運転罪」も法律にはない。 今年の6月に北海道で実際にあった「あおり運転」の被害がテレビとネットニュースで報じられていた。 ドラレコの映像では、白の車が無理やり被害者の前に割込み、停車させてバックして、慌てた被害者の車がバックしたら、白の車とつるんで走っていた車2台がすぐ後ろに止まっていて、その1台の車にぶつかってしまった。 その白の車の男は、車の後部座席から「バール」という金属の棒を手に持ってきて被害者を威嚇し始めた。 つるんでいた男2人もこの白の車の男と「オラ~ッ!」と罵声を浴びせ、そればかりか、これらの車に同乗していたのか、女性が携帯でその場面を撮影していたという。 現場は人気のない国道で、被害者の車には運転手の男性に奥さんと小さい子供の3人。 被害者が警察に通報して、10分少々で警察が来たらしいが、これがもっと山の中で、警察が現場に来るのが遠い場合は、この被害者たちは一体どうなっていたのだろうか? 想像するだけでも恐ろしい。 「バール男」は検挙されたのか、「書類送検」されたと報道された。 時間は夜、場所は街中ではなく人気のない道路。 その道路で、前と後ろで車に挟まれ、身動きがとれない被害者の車。 そして、手に「バール」という凶器ともなる金属の棒を持った男と、それとつるんでいる2人の男たちが罵声と威嚇の声をあげているという状況。 車という「密室」に閉じ込められた格好だ。 どんなに恐ろしい思いをしたことだろう。 被害者は、「殺される」と思わなかったのであろうか? 私があの状況なら「殺される」と思っていた。 もし、である。 もしも、この事件を担当した警察官・検察官がこの事件と同じ経験をしたとしたら、加害者に対して「書類送検」という軽微な処分しか頭に思い浮かべないのであろうか? いやいや、「この程度の事案は、これくらいの処分なんですよ」、チーン。 テレビ局の女性レポータがこの加害者の自宅を訪れて、加害者本人にこのドラレコの映像を見せて取材をすると、呆れた言い訳のオンパレードであった。 「怒ったけど、何もないと怒るわけないでしょ?、「あおり」をしたのはあちらで、幅寄せをされたから頭に来て、ああいうことになった」 確かに、被害者が加害者の車を含む3台の車を追い越したのは事実だそうだが、それはこの3台の車が「通常の運転」をしていなく、このままこれらの車の後ろに付いていると危険という判断であった。 要は、「自分たちが追い越された」から怒るのである。 そして、手にバールを持っていることを女性レポーターに突っ込まれると「いや、今この映像を見たら、こんなにすることなかったなあみたいな」 なんだこの「みたいな」って。 この家族が味わった精神的恐怖と苦痛は、こんな「書類送検」程度で済ませられるものなのか? このような「あおり運転」をする人は、常習者ばかりである。 今月10日の茨城・常盤道で起こった事件でも、高速道路であの「手慣れた」蛇行・幅寄せ・割込み・停止・運手席側の窓を全開にして「箱乗り」、右手で「停まれ」の指示等、もう何100回以上繰り返さないとあのような「手慣れた」走行はできないはずだ。 このような人たちは「車の運転不適格者」だ。 「あおり」もしていないのに「あおられたから暴行する」、ただ前を走行しているだけなのに「俺の邪魔をしているから暴行する」、「追い越されたから頭に来て暴行する」、「先にあおったから」という言い訳ばかりの人たちからは免許をはく奪して一生涯免許を取得できない制度にすべきだし、このような「死に直面する」ような場合の罰則をもっともっと厳罰にすべきだと思う。 現在でも、このような事件を知ってから車を運転するのが恐ろしくなった。 そして、このような事案はすべて起訴して「裁判員裁判」にかけるべきだ。 なぜなら、いままで同様なら、警察官も検察官も裁判官も「他人事」だからだ。 被害者が「死に直面している」ということを想像できない・しないから、考えられないほど軽微な処分となっているのではないか。 あまりにも職業裁判官の「目線と量刑」が「普通の感覚から外れている」から、「市民目線の判断と量刑」が必要と世論がなったから「裁判員裁判」が行われるようになったのだろう。 国会議員は「法律を作り・審議し・議決する」のが仕事なんだろう? だったら、「北方領土返還がライフワーク」などという、ほぼほぼ0パーセントの話じゃなく、このような実効性のある法律を作るために汗をかいてほしいものだ。 読んだらクリックお願いします にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月22日 10時44分05秒
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